動画編集スキルがなくても、プロ級のアニメーション動画が数分で作れるとしたら、あなたはどう思いますか?実は今、クリエイター界隈で話題沸騰中のAIツールがあります。それが「DomoAI」です。
TikTokやInstagram Reelsで見かける魅力的なアニメーション動画。「自分も作ってみたいけど、難しそう…」そう感じている方も多いのではないでしょうか。私自身、動画編集の経験がまったくない状態から、DomoAIを使い始めて驚きました。なんと、撮影した実写動画をアップロードするだけで、まるでアニメスタジオが制作したような高品質なアニメーション動画に変換できたのです。
本記事では、DomoAIの基本的な使い方から料金体系、商用利用の可否、さらには競合サービスとの比較まで、初心者の方でも理解できるように詳しく解説していきます。特に、SNS運用やコンテンツ制作に携わる方にとって、この記事は必読の内容となっています。


DomoAIとは

DomoAIは、2023年にシンガポールの企業「DOMOAI PTE. LTD.」によって開発された次世代の動画・画像生成AIツールです。最大の特徴は、誰でも簡単に高品質なアニメーション動画を作成できることにあります。従来の動画編集ソフトでは何時間もかかっていた作業が、DomoAIなら数分で完了します。
このツールの革新的な点は、AIによる自動処理にあります。実写動画をアップロードすれば、AIが映像の内容を理解し、自動的にアニメ風やCGアニメーション風、さらには浮世絵風など、様々なスタイルに変換してくれます。特に「Anime v6」というモデルを選択すれば、まるでプロのアニメスタジオが制作したかのような美しいアニメーション映像が生成されます。現在、世界中で300万人以上のクリエイターがDomoAIを活用しており、Discordサーバーには70種類以上のAI動画モデルが用意されています。
DomoAIが支持される理由は、その多機能性にもあります。動画変換だけでなく、静止画から動画を生成する機能、テキストから画像を生成する機能、さらにはリップシンク(口パク同期)機能まで搭載されています。これらの機能が統合されていることで、クリエイターは一つのプラットフォーム内で、アイデアから完成品まで一貫して制作できるようになりました。
DomoAIの主な特徴3つ
1. 多彩な変換機能で制作の幅が広がる
DomoAIの最大の強みは、さまざまな形式に対応した変換機能です。
Video to Video
元の映像はそのままに、見た目のテイストだけを別スタイルへ置き換え。
Image to Video
写真や静止画から数秒の動画を自動生成。動きのあるビジュアルに展開。
Text to Image
テキスト指示から画像を作成。ラフ案出しやキービジュアルの試作に最適。
Character Animation
キャラクターにモーションを付与。参照動画の動きを転写して自然に動かせます。
これらの機能を組み合わせることで、静止画→動画→スタイル変換といった複合的なワークフローも可能に。
2. 30種類以上の豊富なスタイルバリエーション

アニメ調だけで14種類以上、さらに浮世絵、水彩画、ピクセルアートなど、合計30種類を超えるビジュアル表現が可能。最近追加された「RESTYLE」機能では18の新スタイルも利用でき、常に最新のトレンドに対応。プロンプト入力で「花を優しく揺らして」など、自然な動きの指定も簡単です。
3. 実務効率とコストパフォーマンスの高さ
ユーザーの実績データでは週14時間以上の作業時間を短縮、SNSエンゲージメント率は3.2倍に向上。無料プランから始められ、月額9.99ドル(約1,500円)のベーシックプランで本格利用可能。作成コンテンツは完全商用利用OKで、4Kアップスケールやリップシンク機能も標準搭載。26万人以上のクリエイターコミュニティが活発に作品を共有中です。
DomoAIの「リラックスモード」では、生成速度は遅くなりますが、無限に使えるという点はコスパが良すぎです。
類似サービス「Domo AI」と誤認しないように
DomoAIを検索していると、データ活用プラットフォーム「Domo.AI」という似た名前のサービスを見つけることがあります。しかし、これらは全く別のサービスなので注意が必要です。本記事で紹介している「DomoAI」は、公式ウェブサイトが「www.domoai.app」であり、シンガポールの企業が運営している正規のサービスです。
類似名称のサービスとの違いを見分けるポイントとして、まず公式URLを確認することが重要です。DomoAIの公式サイトは「domoai.app」というドメインを使用しており、日本語にも完全対応しています。また、公式のDiscordサーバーには300万人以上のユーザーが参加しており、活発なコミュニティが形成されています。一方、類似サービスの中には、機能が限定的だったり、サポート体制が不十分だったりする場合があります。

下の赤枠が「DomoAI」です。

実際に利用する際は、必ず公式サイトからアクセスし、アカウント作成時も公式のログインページから行うようにしましょう。特に有料プランを契約する際は、決済ページのURLが「domoai.app」のドメインであることを確認することが大切です。これにより、安全にサービスを利用でき、最新の機能やアップデートも確実に受けることができます。
DomoAIの料金は?無料?
DomoAIの料金体系は、クレジット制を採用しており、使用量に応じて柔軟に選択できる仕組みになっています。まず無料プランでは、新規登録時に15クレジットが付与され、基本的な機能を試すことができます。ただし、無料プランで生成した動画にはウォーターマークが入り、生成速度も制限されるため、本格的な利用には有料プランへの移行が推奨されます。
料金プラン一覧表
項目 | 無料プラン | ベーシック | スタンダード | プロ |
---|---|---|---|---|
月額料金 | – | $9.99 | $27.99 | $69.99 |
年間料金 | – | $83.92($6.99/月) | $235.12($19.59/月) | $587.92($48.99/月) |
高速モード クレジット(作成本数の目安) | 15(1回限り) | 月500(約30本) | 月1500(約100本) | 月4000(約267本) |
リラックスモード | – | – | 無制限 | 無制限 |
追加クレジット購入 | – | $4 / 100クレジット | $4 / 100クレジット | $4 / 100クレジット |
同時進行可能ジョブ数 | 1ジョブ(待機3件) | 3ジョブ(待機5件) | 3ジョブ(待機6件) | 6ジョブ(待機10件) |
透かしなし | × | ✓ | ✓ | ✓ |
すべてのテンプレート利用 | – | ✓ | ✓ | ✓ |
/video & more(20〜30秒)高速モード生成 | – | – | – | ✓ |
※ 年額プランは30%割引が適用されます。
「DomoAI」のサイトでは、最新の料金設定やプラン構成を確認できます(アカウントの作成・ログインが必要になることがあります)。
StandardプランとProプランには「Relaxモード」という特別な機能が含まれています。このモードを使用すると、処理速度は通常より遅くなりますが、クレジットを消費せずに無制限で動画や画像を生成できます。毎日SNSに投稿するコンテンツを制作する方や、大量の動画を必要とする方にとっては、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となります。
年間契約を選択すると、自動的に30%の割引が適用されるため、長期利用を検討している方は年額プランがお得です。

なお、この記事を読んでいただけている皆様限定で、DomoAIをこれから試してみたい方へ、初回限定のうれしいクーポンをご用意しました。
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DomoAIのクレジット消費はどれくらい?
「どのプランで足りる?」を決めるには、1回の生成で何クレジット使うかを把握しておくのが近道です。一般に知られている目安は次のとおりです(生成モード/解像度によって変動する点はご留意ください)。
- 動画生成:1秒あたり約5クレジット
例)3秒=15、10秒=50、30秒=150クレジット
- 画像生成:1回あたり約1クレジット
想定シーン | Basic(500) | Standard(1500) | Pro(4000) |
---|---|---|---|
短尺:3秒 / 15クレ | 約33本(15×33=495) | 約100本(15×100=1500) | 約266本(15×266=3990) |
SNSクリップ:10秒 / 50クレ | 約10本(50×10=500) | 約30本(50×30=1500) | 約80本(50×80=4000) |
長め:30秒 / 150クレ | 約3本(150×3=450) | 約10本(150×10=1500) | 約26本(150×26=3900) |
静止画のみ:1クレ / 枚 | 最大500枚 | 最大1500枚 | 最大4000枚 |
・アップスケールや再生成もクレジットを使うため、最初は低尺・低解像度でテスト→OKなら本番設定へ。
・クレジットや機能仕様は更新される場合があるため、利用前にアプリ内の最新表記を確認すると安心です。
また、Standard以上は“リラックスモード”でクレジット消費なしの生成が可能(ただし順番待ちで時間はかかる)。急ぎは高速モード、急がない制作はリラックスに回すのが定番です。
※クレジットの消費量や付与、リラックスの待ち時間・対象機能はアップデートで変わる場合があります。実際の購入前に、アプリ内の最新表示をご確認ください。
DomoAIの商用利用について
DomoAIで生成したコンテンツの商用利用は、基本的に認められています。

利用規約では「生成されたコンテンツの権利はユーザーに帰属する」と明記されており、YouTube動画の収益化、SNS広告、クライアント向けのプロモーション動画制作など、幅広いビジネス用途で活用できます。これは、フリーランスのクリエイターや中小企業にとって、大きなメリットとなります。
ただし、商用利用する際には重要な注意点があります。第一に、著作権で保護された素材や実在の人物、キャラクター、ブランドロゴなどを使用した場合、それによって生じる法的問題はすべてユーザーの責任となります。
商用利用は「可能」です。
ただし、入力(アップロード)と出力(生成物)それぞれで遵守事項があります。
※ここでは、ご提示の規約要旨を読みやすく整理しています(最終判断は最新規約に従ってください)。
できること(商用OK)
- 生成コンテンツ(アウトプット)はお客様のものとして扱われ、商業目的での利用が可能です。
- 自社サイト・広告・SNS・商品素材など、営利利用に転用できます。
- 必要に応じて、AI生成である旨の表示を付すことを推奨(一般公開時の透明性確保)。
※サービス品質向上のため、匿名化・集計されたデータが内部利用される場合があります。
気をつけること(遵守ポイント)
- 権利確認:入力する素材(画像・音源・テキスト等)は、自分が権利を持つか正当な許可を得たものに限る。
- 第三者の権利:著作権・商標・肖像権・パブリシティ権・契約義務を侵害しないこと。
- 適用法令の遵守:各国の法・業界規制・プラットフォーム規約に合致させる責任は利用者側にあります。
- 機密・個人情報:個人情報や企業秘密は、不要なアップロードを避ける・マスキングする等の配慮を。
- 表記と透明性:一般公開する場合は、AI生成である旨の明示を推奨(誤認・混同の回避)。
- 品質と適法性の最終確認:生成物が法令・業界ガイドラインに適合しているか、公開前に社内チェック。
- 再配布・販売:二次配布やテンプレ販売などは、関係する素材のライセンスや第三者権利に注意。
責任分界:生成物の適法性・権利クリアランスはユーザーの責任。規約は随時更新され得るため、最新版の確認が必要です。
・公開前に「権利チェックリスト(著作権/商標/肖像/契約)」で最終確認。
・AI生成の旨を記載する場合は、媒体に合わせて簡潔な注記を用意。
・疑義がある案件は、弁護士・法務へ事前相談を。
例えば、有名アニメのキャラクターに似た映像を生成して商品化した場合、著作権侵害として訴訟リスクが発生する可能性があります。第二に、無料プランで生成した動画にはDomoAIのウォーターマークが入るため、実質的に商用利用するには有料プランの契約が必要です。
安全に商用利用するためのベストプラクティスとして、必ずオリジナルの素材を使用すること、第三者の権利を侵害しないよう慎重にチェックすること、そして契約書や利用規約を定期的に確認することが推奨されます。特に企業での利用や大規模なプロジェクトでの使用を検討している場合は、法務部門との協議も必要でしょう。
DomoAIの始め方
Webサイトで始める方法
DomoAIをWebサイトから始めるのは、簡単です。まず公式サイト(www.domoai.app)にアクセスし、画面右上の「今すぐ始める」ボタンをクリックします。

ログイン方法はGoogleアカウント、Discord、またはメールアドレスから選択できます。初回登録時には自動的に45クレジットが付与され、すぐに動画生成を試すことができます。
ログイン後のダッシュボードは日本語に完全対応しており、直感的な操作が可能です。

メインメニューには「ビデオ生成」「画像生成」「スタイル変換」などの主要機能がアイコンで表示され、初心者でも迷うことなく使い始められます。特に便利なのが「クイックアプリ」機能で、人気のテンプレートやプリセットを使用して、ワンクリックで高品質な動画を生成できます。

Web版の大きな利点は、高性能なPCを必要としないことです。すべての処理はクラウド上で行われるため、古いノートPCやタブレットからでも快適に利用できます。さらに、作成した動画は自動的にクラウドに保存されるため、デバイスを変えても作業を継続できる点も魅力的です。
DomoAIの使い方
動画を生成するAIビデオ機能は全部で4つある
「AIビデオ」機能は、DomoAIの中でも基本的な機能の一つです。以下の機能が活用できます。
動画のスタイル変換(日本アニメ/フラット/浮世絵/3Dほか)、画像からのアニメ化、Talking Avatar(音声読み上げ/リップシンク)に対応。
-
1枚の画像を自然なモーションで短尺動画に。動きの強さ・長さ・比率を指定可能。
-
キャラ静止画を動かす「Animate」、他素材の動きを転写する「Move」に対応。
-
既存の映像を日本アニメ/フラットカラー/ディテール/浮世絵/3D/漫画などに高精度変換。
-
プロンプトから構図・動き・スタイルを自動生成。テンプレベースで初心者にも扱いやすい。
-
写真1枚から唇の動きを音声に同期。テキスト読み上げやボイスクローンにも対応。
-
多言語対応(モデルにより上限/長さは変動)。解説・プレゼン・顔出し代替に。
-
Web版/Discord版あり。素材(動画・画像・音声)をアップロードし、スタイル/長さ/解像度を指定して生成。
-
スタイルは日本アニメ/浮世絵/3Dなど多数(モデル更新で変動)。
テキストから動画にする使い方(Text to Video)
早速使ってみましょう!動画を生成する際には「AIビデオ」を押下します。

使い方は簡単で、ダッシュボードから「テキストから動画」を選択し、生成したい動画の内容を文章で記述するだけです。

例えば「夕暮れの海辺を走る犬」と入力すれば、AIがその情景を理解し、リアルな動画を自動生成します。「V2.4(ファスター)」などモデルを選択できます。

各モデルの違いは以下のとおりです。
V2.4は「アドバンスト(精度)」と「ファスター(速度)」の二本立て。用途に応じて切り替えるのが基本です。
モデル | 位置づけ | 得意領域 | 速度/コスト感 | 品質/一貫性 | おすすめ用途 | 補足 |
---|---|---|---|---|---|---|
V2.4(アドバンスト)NEW | 高精度・安定性重視の最上位 | 複雑な動きやディテール、長尺でも破綻を抑えたいケース | 速度は中〜やや遅め/クレジット消費はやや多め | 再現性高・破綻少・質感リッチ | MV/映画調・アニメ作画寄せ・本番納品前提 | 試作はFaster、仕上げはAdvancedが定番。 |
V2.4(ファスター)NEW | 高速・軽量の実験向け | 一般的なシーン、短尺の検証、量産テスト | 処理が速い/クレジットも控えめ | 実用十分だが複雑シーンでは差が出る | SNS用の素早い作例づくり、当たり付け | まずFasterで方向性確認→Advancedで仕上げ。 |
V2.3 | 旧世代の基準モデル | 基本的なText/Image→Video | 処理・コストは標準的 | V2.4比で精度・自然さは一段劣る | 軽めの制作や互換目的 | 現行は比較のベースとして扱われることが多い。 |
※ モデル仕様や消費クレジットは更新される場合があります。実使用前にUIの最新表示をご確認ください。
プロンプト(指示文)を書く際のコツとして、具体的な描写を心がけることが重要です。単に「犬」と書くよりも、「ゴールデンレトリバーが夕日に照らされながら波打ち際を楽しそうに走っている」と詳細に記述することで、より理想に近い動画が生成されます。また、カメラワークの指定も可能で、「ドローンショット」「スローモーション」「クローズアップ」などの映像用語を含めることで、プロフェッショナルな演出も実現できます。
「スタイルモデル」を押下するとアニメや現実的など選択できます。

「リラックスモード」を押下すると時間はかかりますが、無制限に作成が可能です。

実際に生成してみた動画はこちらです。とってもリアルに出来ています。
できた動画は以下からダウンロードが可能です。

ウォーターマークを消す場合は、透かしなしにチェックを入れましょう。

「アドバンスト(精度)(右)」と「ファスター(速度)(左)」を同じプロンプトで生成した結果は以下のとおりです。どちらも変わらないほどのクオリティですが、背景の鮮明度が段違いです。
また犬の明瞭具合も違いますよね。
この機能の素晴らしい点は、アイデア段階からビジュアル化までの時間を大幅に短縮できることです。従来であれば、撮影場所の確保、機材の準備、天候の確認など多くの準備が必要でしたが、DomoAIなら数分で理想的な映像を手に入れることができます。広告代理店やマーケティング部門では、クライアントへのプレゼンテーション用サンプル動画の制作に活用されているケースも増えています。
画像から動画にする使い方(Image to Video)
静止画から動画を生成する「Image to Video」機能は、DomoAIの中でも特に人気の高い機能です。お気に入りの写真やイラストをアップロードするだけで、まるで命が吹き込まれたかのような動きのある映像に変換されます。操作手順は、ダッシュボードの「画像→動画」を選択し、変換したい画像をドラッグ&ドロップするだけという簡単さです。
実際にYoutube用にAI動画をDomoAIを用いて作成してみたいと思います。
以下の画像を使って、砂浜の海辺で癒される動画を生成します。

動きのパターンは複数用意されており、「ズームイン」「パン(横移動)」「回転」「3D効果」など、映像の用途に応じて選択できます。
画像を以下のドラッグし、モデル選択をします。

下にスクロールし、プロンプトを入力し「生成」ボタンを押下します。
「グラスに水をそそぐ」というシーンを生成します。
※英語で入力するとより、理想となるものが仕上がります。

以下はDomoAIを駆使して作成した動画です。とてもクオリティの高い動画に仕上がっております。

注目した機能は「ループ」機能です。何か長尺の曲にあわせた動画を生成する際にもDomoAIは非常に役立つと思いました。
さらに高度な使い方として、「Move」機能を活用すれば、静止画のキャラクターに別の動画の動きを適用することも可能です。例えば、自分で描いたイラストのキャラクターに、ダンス動画の動きを転写して、オリジナルのダンスアニメーションを作成できます。
この機能は特にECサイトの商品紹介や、SNSでの投稿に威力を発揮します。静止画の商品写真を動画化することで、視聴者の注目を集めやすくなり、エンゲージメント率の向上が期待できます。実際、多くのインフルエンサーやマーケターが、この機能を使って魅力的なコンテンツを量産し、フォロワー数の増加に成功しています。
動画から動画にする使い方
DomoAIで動画から動画にする使い方は基本的に動画をアニメーションにしたい方向けに最適です。

いろんなアニメスタイルがあるので、気に入ったものを選択します。

出来上がったのが右で、元動画が左です。正確に再現できているのがわかるかと思います。
AIアバター機能の使い方
こちらは、Vtuberなどで活用したい方には必見の機能です。今回は画像から、うまくしゃべらせてみたいと思います。

まずは上記画像を以下を押下して、添付します。

当て込む音声はすでにあるなら添付するだけでOKですが、もちろんなくてもDomoAIで作成することが可能です。
右の「音声読み上げ」ボタンを押下します。
「テキストスクリプト」に発してほしいボイスを入力し、音声ボイスを選択し、音声を生成します。

出来たら、音声を再生して確認してみましょう。

生成した、音声データを添付し、「生成」ボタンを押下します。

できました!画像の通り、喋ってくれていますがボイス自体は別で用意した方が良いかもしれません。
※ベータ版なのでよりパワーアップすると思います。
口の動きが精巧なのがすごいと思いませんか?

AI生成ボイスについては、以下のツールがクオリティが高くおすすめです。
【無料】音声合成AI「AivisSpeech」の使い方!くそリアルw商用利用も可能!
Relaxモード(無制限生成モードあり)の使い方
StandardプランとProプランで利用できる「Relaxモード」は、DomoAIの隠れた最強機能といえます。このモードを有効にすると、処理速度は通常の約2〜3倍遅くなりますが、クレジットを一切消費せずに動画や画像を無制限に生成できます。SNSで毎日投稿するクリエイターや、大量のコンテンツを必要とする企業にとって、コストパフォーマンスの面で非常に魅力的な機能です。

Relaxモードの活用方法として、緊急性の低いコンテンツの制作に最適です。例えば、来週公開予定の動画や、ストック用のコンテンツ制作などに活用できます。処理時間は長くなりますが、夜間に処理を開始しておけば、翌朝には完成した動画を受け取ることができます。また、複数の動画を同時に処理することも可能なので、寝ている間に数十本の動画を生成することも可能です。
実際の使用感として、通常モードで5分かかる処理がRelaxモードでは15〜20分程度になります。しかし、無制限に使えることを考えれば、この待ち時間は十分に許容範囲でしょう。特に、A/Bテストのために複数パターンの動画を作成したい場合や、アイデアを形にする試行錯誤の段階では、このモードが大活躍します。
プロンプトテンプレート
効果的な動画を生成するためには、適切なプロンプト(指示文)の書き方が重要です。DomoAIは日本語にも対応していますが、より精度の高い結果を得るためには、構造化されたプロンプトを使用することをお勧めします。基本的な構造として「主体+動作+環境+スタイル+技術的詳細」の順番で記述すると、AIが意図を正確に理解しやすくなります。
実用的なプロンプトテンプレート集
🎬 Video to Video
convert to anime style, cel shading, vibrant colors, Studio Ghibli aesthetic
80s VHS aesthetic, CRT filter, neon colors, synthwave style
cinematic color grading, anamorphic lens, film grain, moody atmosphere
※ 必要なら文末に解像度(e.g., 1080p)や比率(e.g., 16:9)を追記。
🖼️ Image to Video
luxury watch rotating slowly on turntable, studio lighting, product showcase, 360 degree spin
Mt. Fuji sunrise timelapse, clouds flowing, drone view, golden hour lighting
gentle hair movement in breeze, soft smile, natural blinking, bokeh background
📝 Text to Image
anime girl with pink hair, cherry blossoms, spring park, pastel colors, kawaii style
cyberpunk tokyo street, neon signs, rain, night scene, blade runner atmosphere
minimalist smartphone on white background, soft shadows, clean design, tech product shot
🏃 Character Animation
samurai drawing sword, slow motion, dramatic pose, dynamic angle, action sequence
character waving hello, friendly smile, casual movement, natural gesture
character dancing hip-hop, smooth moves, rhythmic motion, energetic performance
プロンプト作成の上級テクニックとして、参考にしたい映画やアニメのスタイルを明記することも効果的です。例えば「宮崎駿風」「マーベル映画風」「サイバーパンク2077風」といった具体的な作品名を含めることで、より意図に近い雰囲気の動画が生成されます。また、色調やムードを表す言葉(「ノスタルジック」「ミステリアス」「ビビッド」)を追加することで、感情的な要素も表現できます。
Veo2とDomoAIを比較してみた
2024年12月にGoogleが発表した動画生成AI「Veo2」は、DomoAIの強力な競合として注目されています。両者を比較すると、それぞれに明確な強みと特徴があることがわかります。Veo2は最大4K解像度での動画生成が可能で、映画制作レベルの表現力を持つ一方、DomoAIはアニメーション変換に特化した独自の強みを持っています。
詳細比較表
項目 | DomoAI | Veo2 |
---|---|---|
生成可能時間 | 最大30秒 | 最大8秒 |
解像度 | 1080p (Full HD) | 最大4K (2160p) |
料金(月額) | $9.99〜$49.99 | 無料〜$2,900(Gemini Advanced) |
アニメ変換機能 | ◎(特に優秀) | △(限定的) |
商用利用 | ○(制限なし) | △(要確認) |
日本語対応 | ◎(完全対応) | ○(部分対応) |
処理速度 | 高速(1〜5分) | 中速(3〜5分) |
コミュニティ | 300万人以上 | 開発中 |
DomoAIの最大の強みは、実写動画をアニメ風に変換する機能の完成度の高さにあります。特に日本のアニメスタイルへの変換は、他のAIツールと比較しても圧倒的なクオリティを誇ります。一方、Veo2は Google DeepMindの技術を活用した映像理解能力が優れており、テキストや画像から生成する動画のリアリティと物理法則の再現性において優位性があります。
Veo2で画像→動画にて作成した例

DomoAIでアニメ風にした例
使い分けの指針として、アニメーション制作やキャラクターコンテンツを中心に活動している方にはDomoAI、実写風の高解像度動画やシネマティックな表現を求める方にはVeo2が適しています。ただし、Veo2は現時点で正式リリース前であり、機能制限や待機リストへの登録が必要な場合があるため、すぐに本格的な制作を始めたい方にはDomoAIがお勧めです。
DomoAI成功事例5選 – 実際の活用事例から学ぶ
【事例①】ダンス動画のアニメ化
AI動画コンテストで入賞を果たした代表的な成功事例として、自分のダンス動画をDomoAIでアニメ化した作品があります。実写のダンス映像を高品質なアニメーション動画に変換することで、SNSで大きな話題となりました。顔の表現は若干の崩れが見られるものの、ダンスの動きやリズム感は完璧に再現され、まるでプロのアニメーターが制作したかのような滑らかな動きを実現。
この事例では、従来数週間から数ヶ月かかっていたアニメーション制作が、わずか数分で完成できることを実証しました。特にTikTokやInstagram Reelsなどの短尺動画プラットフォームでバズを生み、多くのフォロワー獲得につながった成功事例として注目されています。個人クリエイターでも簡単にプロレベルのコンテンツが制作できることを示した画期的な事例です。
【事例②】クレイアニメーション化
ViggleAIとDomoAIを組み合わせた革新的な制作手法により、わずか2時間でクレイアニメーション風の動画を制作した事例が話題となりました。Viggleで既存動画をアップロードしてキャラクターの動きを完全にコントロールし、キャラクターの一貫性を保ったまま、DomoAIでクレイアニメ風のスタイルに変換。この手法により、従来のクレイアニメーション制作では何週間もかかっていた工程を大幅に短縮することに成功しました。
粘土の質感や独特の動きまで忠実に再現され、まるで実際にクレイで制作されたかのような仕上がりを実現。この事例は、複数のAI生成ツールを組み合わせることで、さらに高度で独創的な表現が可能であることを示し、アニメーション業界に新たな制作手法を提案する重要な成功事例となっています。
【事例③】動画のスタイル変更
DomoAIの新機能を使って、同一の動画を様々なリファレンスイメージで変換するデモンストレーションが大きな反響を呼びました。一つの元動画から、アニメ風、ピクセル風、TV Anime風、3D Cartoon風の4つの異なるスタイルに変換し、それぞれが独立した作品として成立するクオリティを実現。この事例では、画像からスタイルを転送できる機能により、利用できる範囲が劇的に広がることを実証しました。
企業のマーケティング担当者は、一つのプロモーション動画から複数のターゲット層に向けた異なるバージョンを効率的に制作でき、A/Bテストの実施も容易になりました。制作時間とコストを大幅に削減しながら、多様な表現手法を実現できるこの機能は、コンテンツ制作の新たなスタンダードを確立した画期的な成功事例として評価されています。
【事例④】キャラクター画像に動きを付与
DomoAIのMove機能を活用した静止画キャラクターのアニメーション化事例では、自作のオリジナルキャラクター立ち絵に人間のダンス動画の動きを適用することで、専門知識なしに高度なモーションキャプチャアニメーションを制作することに成功しました。この手法は、従来であればプロのアニメーターとモーションキャプチャ設備が必要だった制作工程を、個人レベルで実現可能にした革命的な事例です。
VTuberコンテンツ制作者からは、キャラクターの一貫性を保ちながら多様な動きを表現できることで、コンテンツの幅が大きく広がったとの評価を得ています。同人誌作家やインディーゲーム開発者にとっても、プロモーション映像制作のハードルが大幅に下がり、創作活動の可能性を拡張する重要な成功事例となりました。アニメーション制作の民主化を実現した代表的な事例として注目されています。
【事例⑤】動画の浮世絵化
日本の伝統的な浮世絵スタイルにエアギター演奏動画を変換した事例は、DomoAIの表現力の幅広さを示す象徴的な成功事例となりました。現代的なロック演奏の動きと江戸時代の美術様式という、時代も文化も異なる要素を見事に融合させ、全く新しい芸術表現を創出。この作品は「そもそも浮世絵が動くっていう斬新さ」として多くの注目を集め、日本文化と現代テクノロジーの融合を象徴する作品として話題になりました。
美術館や文化施設からは、伝統文化の新しい表現手法として高く評価され、教育コンテンツへの応用も検討されています。この事例は、AI技術が単なる効率化ツールではなく、創造性を拡張し新たな文化的価値を生み出す可能性を秘めていることを実証した、文化的意義の高い成功事例として位置づけられています。
DomoAIに関するよくある質問と回答
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DomoAIは完全無料で使えますか?
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無料プランでは初回登録時に15クレジットが付与されますが、これは動画数本分程度です。また、無料プランで生成した動画にはウォーターマークが入ります。本格的に利用する場合は、月額$9.99からの有料プランがおすすめです。StandardプランやProプランのRelaxモードを使えば、実質無制限で動画を生成できるため、長期的にはコストパフォーマンスが高くなります。
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生成した動画の著作権は誰のものになりますか?
-
DomoAIの利用規約では、生成されたコンテンツの著作権はユーザーに帰属すると明記されています。つまり、あなたが作成した動画は完全にあなたのものとなり、商用利用も自由に行えます。ただし、使用する素材(元の画像や動画)に第三者の著作権がある場合は、その権利を侵害しないよう注意が必要です。
-
スマートフォンだけでも使えますか?
-
はい、DomoAIはウェブブラウザでも、スマートフォンだけで完結できます。撮影から編集、SNSへの投稿まで、すべての作業をスマートフォン上で行えます。むしろ、外出先でインスピレーションを得たときにすぐ作品を作れる点で、モバイル版の方が便利な場合もあります。
-
どのくらいの時間で動画が生成されますか?
-
通常モードでは1〜5分程度で動画が生成されます。動画の長さや複雑さによって処理時間は変わりますが、10秒程度の動画であれば多くの場合3分以内に完成します。Relaxモードでは3倍程度の時間がかかりますが、クレジットを消費しないメリットがあります。
-
日本語のサポートはありますか?
-
DomoAIのWebサイトは完全に日本語化されており、メニューや設定画面もすべて日本語で表示されます。また、公式Discordサーバーには日本語チャンネルもあり、日本人ユーザー同士で情報交換ができます。ただし、カスタマーサポートへの問い合わせは英語が推奨されています。
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ユーザーのデータは安全ですか?
-
はい、画像・動画は生成目的のみに使用され、保存や共有はされません。著作権はすべてユーザーに帰属します。
まとめ
DomoAIは、動画制作の民主化を実現した革新的なAIツールです。専門的な技術や高額な機材がなくても、誰もがプロ級のアニメーション動画を作成できる時代が到来しました。本記事で解説したように、DomoAIの機能は多岐にわたり、個人クリエイターから企業まで、様々なニーズに対応できる柔軟性を持っています。
特に注目すべきは、SNSマーケティングにおける可能性です。DomoAIを活用することで、従来の何倍もの速度でコンテンツを制作し、視聴者の注目を集める魅力的な動画を量産できます。Relaxモードを使えば、コストを抑えながら大量のコンテンツを生成できるため、A/Bテストや複数のアイデアを試すことも容易になります。
今後、AI技術のさらなる進化により、DomoAIの機能も拡張されていくことが予想されます。早い段階でこのツールに慣れ親しんでおくことは、将来的な競争優位性につながるでしょう。まずは無料プランから始めて、DomoAIの可能性を体験してみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの創造性を新たな次元へと導いてくれるはずです。
趣味:業務効率化、RPA、AI、サウナ、音楽
職務経験:ECマーチャンダイザー、WEBマーケティング、リードナーチャリング支援
所有資格:Google AI Essentials,HubSpot Inbound Certification,HubSpot Marketing Software Certification,HubSpot Inbound Sales Certification
▼書籍掲載実績
Chrome拡張×ChatGPTで作業効率化/工学社出版
保護者と教育者のための生成AI入門/工学社出版(【全国学校図書館協議会選定図書】)
突如、社内にて資料100件を毎月作ることとなり、何とかサボれないかとテクノロジー初心者が業務効率化にハマる。AIのスキルがない初心者レベルでもできる業務効率化やAIツールを紹介。中の人はSEO歴5年、HubSpot歴1年