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ClaudeにWEB検索機能「Research」が日本でも登場!使い方~料金、「Google Workspace」連携機能についても解説

AIツール

米Anthropicは4月15日に、AIアシスタント「Claude」に新機能を追加したことを発表しました。この新機能には、OpenAI、Google、Perplexityが提供する「Deep Research」に類似した「Research」機能と、「Google Workspace」との連携機能が含まれています。

本記事では、ClaudeのWEB検索機能「Research」について詳しく解説し、その使い方についても探っていきます。

Claude 3.7 Sonnetの使い方はこちら

「Claude 3.7 Sonnet」&「Claude Code」の料金~使い方を徹底解説!

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この記事はこんな人におすすめ

・ClaudeのWEB検索機能「Research」の使い方を知りたい
・ClaudeのWEB検索機能「Research」で出来ることを知りたい
・「Google Workspace」との連携機能も気になる

ClaudeのWEB検索機能「Research」とは?

ClaudeのWEB検索機能「Research」は、AIチャットボットに最新のインターネット情報へのアクセスを提供する革新的な機能です。これまでClaudeの知識は特定の時点までの情報に限られていましたが、このアップデートにより、Web上の最新情報を参照できるようになりました。

Researchは現在、米国、日本、ブラジルのMax、Team、Enterpriseプランのユーザー向けにβ版として提供されています。

きょろ
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ずっーーーとClaudeだけ、WEB検索機能が使えなく悶々としていました。

ユーザーが質問すると、Claudeはその内容に応じてWebを検索し、関連性の高い情報源を特定します。「Searching web…」という表示の後、見つかった情報をもとに会話形式で回答を生成します。この機能により、Claudeは最新のデータや出来事に基づいた回答を提供できるようになり、その有用性が大幅に向上しました。

複雑な課題を数分で解決するWEB検索機能「Research」の特徴

Claudeより引用


Researchは、Claudeがユーザーの内部データとインターネット上の情報を横断的に調査・解析し、回答を生成する新機能です。この機能により、Claudeは複数の検索を自動的に実行し、質問のさまざまな側面を独自に調査して、体系的に課題に対応します。回答生成は「数分」程度で完了し、「このような速さと質の調和がResearchの特長」だとしています。ChatGPTやGeminiなど、他の「Deep Research」系の機能に似ています。

この機能は様々な用途で活躍します。営業チームは業界トレンドを分析して顧客対応を強化し、財務アナリストは最新の市場データを活用して投資判断を改善できます。また研究者は一次資料へのアクセスが容易になり、一般消費者は製品比較による購入決定をサポートします。

またこの機能は、Google WorkspaceのGmailやカレンダー、ドキュメントなどと連携します(Google WorkspaceはGoogleのAI「Gemini」とも連携しています)。企業利用者はこれにより、過去の会議の議事録作成や、メールのやり取りの要約作成、関連ファイルの検索などが可能になります。

なんで今までWEB検索機能「Research」が使えなかったのにClaudeは人気なの?

では、なぜClaudeは今までWEB検索機能がなくても人気だったのでしょうか。その主な理由は以下の2点に集約できます。

日本語能力の高さ

Claudeは日本語の理解と生成において優れた性能を発揮します。例えば以下はChatGPT o1とClaude 3.7 Sonnetで日本語の編集力を比較したものです

以下はClaude 3.7 Sonnetの修正した文章です。大分冗長な部分が削られて、読みやすくなりました。

次はo1にお願いしてみましょう。あまりなおっていないですね。
Claude 3.7 Sonnetの文章力のすごさが垣間見えたかと思います。

Claude 3.7 Sonnetは、人間が書いた文章と区別がつかないほど、自然な文章を生成することができます。

日本語特有の表現や微妙なニュアンスを適切に捉え、自然な日本語で応答することができます。文脈理解力が高く、複雑な質問に対しても的確に答えられるため、日本のユーザーから高い評価を得ています。

Artifacts機能の革新性

Claudeの特長的な機能であるArtifactsは、会話の中でコード、文書、図表などの「成果物」を作成・編集できる画期的なツールです。例えば指示を出すと以下のようにコード(左)とそのpreview(右)を閲覧することが出来ます。

そして実際にこうしてコーディングした図版を以下に反映させることができるのがClaudeの良さです。
管理人も1年以上課金し続けている理由がこの2つです。

Claudeの「Artifacts機能」 会話 コード function calc() { let x = 10; let y = 20; return x + y; } マークダウン # タイトル – 項目1 – 項目2 “` example “` 図表・SVG HTML/CSS 会話の流れの中で様々な「成果物」を作成・編集 実用的な成果物を生成し、仕事や学習の効率を大幅に向上

この機能により、単なる会話だけでなく、実用的な成果物を会話の流れの中で作成できるため、仕事や学習の効率が大幅に向上します。

検索機能はなくとも、Claudeの高い日本語処理能力とArtifacts機能による実用性の高さが、多くのユーザーに支持される理由となっています。

きょろ
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これにWEB検索機能「Research」が追加されたということは衝撃的なことなんです!

Claudeのどのモデルで使える?

現在、WEB検索機能はClaude 3.7 Sonnetモデルで利用可能です。このモデルは、Claudeの最新バージョンであり、高度な自然言語処理能力を持っています。ユーザーは、プロフィール設定でWEB検索をオンに切り替えることで、この機能を有効にすることができます。

ClaudeのWEB検索機能「Research」の使い方

サービス利用地域のご注意 米国、日本、ブラジルのMax、Team、Enterpriseプランのユーザー向けにβ版としてい提供されています。

ClaudeのWEB検索機能「Research」を使用するには、以下の手順を踏む必要があります。

・赤枠を押下

・Web Searchをオンにします。

機能を有効にした後は、最新の情報が役立つトピックについて質問するだけです。Claudeは自動的に検索ツールを呼び出し、生成された回答をライブウェブのコンテンツで情報付けし、根拠づけます。

例えば、「2025年の大谷翔平のホームラン数を教えて」と打ってみました。

検索される様子をとくとご覧あれ

すごいのがしっかりと、引用元もそれぞれ触れている様子です。

「ABEMA TIMES」を拾ってくれましたね。日本語に強くて、WEB検索ができるならもう、、、ライターはいるのでしょうか・・・。

Claude「Google Workspace」の連携方法について

ClaudeではWEB検索機能「Research」と同時に「Google Workspace」との連携もできるようになりました。

やり方は以下のとおりです。先ほどのWEB Searchと同様に、同じところを開くと3つの項目ができるようになっています。

連携できるのは現在3つの項目のみ
・Google ドライブ
・Gmail
・Googleカレンダー

きょろ
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今回はGmailを例に連携してみます。

Gmailを押下すると以下のようなポップアップが出てきます。

Gamilと連携することで第三者への情報流出はないですよというアラートです。そのまま承認していきます。

Gmailへのアクセスを承認する

Claude に Gmail メッセージへのアクセスを許可した場合、Claude は次のことを行うことができます。適切な場合、データを使用してプロンプトに応答します(例:受信トレイを要約する)
Gmail のデータは常にお客様が管理します。

Gmailのデータは第三者と共有されません
クロードとの会話を削除すると、その会話でクロードが使用したGmailデータも削除されます。
詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。下の「続行」をクリックすると、Google にリダイレクトされ、Gmail の統合を承認します。

連携するメールアドレスを選択します。

注意点を確認して承認をおしていきます。

以下のように「From Gmail」と表示されていれば連携完了です。

では実際にGmailの中身を拾えるか確認してみましょう。「AIワークスタイルへのお問い合わせがどれぐらいあったかHubSpot経由で2025年3月~4月分の件数を教えて」と入れてみました。

すごい!以下のような形でGmailの中を検索してくれています。

これすごくないですか・・・件数と内容を出してくれただけでなく、どんな傾向のお問い合わせが多いかなども教えてくれます。

きょろ
きょろ

ということで当サイトへのお問い合わせは以下をご覧いただき、お待ちしております。(笑)。

ClaudeのWEB検索機能「Research」と「Googleアプリ連携」の応用的な使い方

ClaudeのWEB検索機能「Research」と「Googleアプリ連携」でさらにすごい使い方ができるのはご存知でしょうか。

例えば先ほど、メールの件数を数えてもらいました。そのメールそれぞれに対して適切な文章で返信してもらうために、WEBで情報をかき集めてもらいさらに返信をしてもらうという流れをしてもらいました。

以下は被リンク交換に対するメール返信文を作ってもらった内容です。

「被リンク交換についてのメール返信文をWEBで「https://ai-workstyle.com/」を検索し、どのリンクと交換するのがベストか提示した返信文を考えて」と入れてみました。

実際にAIワークスタイルのサイト内でベストリンクを探してくれて、、

メール返信文まで作成してくれました・・・えぐ。

きょろ
きょろ

Googleアプリ連携×Research機能の組み合わせで例えばGoogleスプレッドシートからのデータを引っ張ってきてくれて、そのまま分析する、なんてことも可能になります。えぐ。

Claude以外にWEB検索機能が使えるAIモデルは?

Claudeだけでなく、他の主要なAIモデルもWEB検索機能を提供しています。日本で提供されるのを待てない方は以下のモデルを改めて使ってみましょう。

  1. Google Gemini
  2. OpenAI ChatGPT
  3. Deepseek r1 などなど

これらのモデルも、最新のWeb情報を活用して回答を生成する能力を持っています。

ClaudeのWEB検索機能は無料?

現在、ClaudeのWEB検索機能は有料版Claudeユーザー向けに提供が開始されています。しかし、Anthropic社は今後、無料プランのユーザーや、米国以外のユーザーにもこの機能を提供する予定であると発表しています。

具体的な無料提供の開始時期は明らかにされていませんが、近い将来、より多くのユーザーがこの機能を利用できるようになると期待されています。

ClaudeのWEB検索機能を使う際の注意点

ClaudeのWEB検索機能を使用する際は、以下の点に注意する必要があります:

  1. 検索の利用可能性は接続状況によって異なる場合があります。
  2. ウェブサイトのリンクが機能しない場合があります。
  3. Claudeはユーザーの位置情報にアクセスできず、結果を自動的にローカライズしません。
  4. 検索時間はクエリの複雑さによって異なる場合があります。

また、重要な情報を確認する際は、Claudeは正確さを目指していますが、全体像を理解するために引用された情報源を相互参照し、重要な決定には信頼できる情報源を使用することが推奨されます。

まとめ

ClaudeのWEB検索機能の追加は、AIチャットボットの世界に大きな進歩をもたらしました。この機能により、Claudeは最新の情報に基づいて回答を生成することが可能になり、ユーザーにとってより有用なツールとなりました。

現在は米国の有料ユーザーに限定されていますが、将来的には無料ユーザーや他の国のユーザーにも提供される予定です。WEB検索機能を使用する際は、情報の正確性を確認し、複数の情報源を活用することが重要です。

ClaudeのWEB検索機能は、日々進化するAI技術の一例であり、今後さらなる改善や機能拡張が期待されます。ユーザーは、この新機能を活用することで、より豊かで最新の情報に基づいたAIとのコミュニケーションを楽しむことができるでしょう。

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