【無料・AI動画生成】Pollo.AIとは何？使い方～料金体系、商用利用について解説！

近年、動画コンテンツの需要は爆発的に増加しており、企業や個人が情報を発信する上で、動画は欠かせないツールとなっています。しかし、高品質な動画を制作するには、専門的な知識やスキル、高価な編集ソフトが必要となるため、多くの人がそのハードルの高さに悩んでいます。

そんな悩みを解決するのが、AI動画生成ツール「Pollo.AI」です。Pollo.AIは、テキストや画像を入力するだけで、誰でも簡単に高品質な動画や画像を生成できる革新的なWebツールです。

この記事では、Pollo.AIの全貌を徹底解説します。Pollo.AIとは何か？その主要機能、料金プラン、具体的な使い方、商用利用の可否、注意点まで、Pollo.AIの全てを網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたもPollo.AIを使いこなし、動画コンテンツ制作の可能性を最大限に広げることができるでしょう。

AI監修者兼ライター

きょろ

AIツール専門家

所有資格：Google AI Essentials

書籍掲載：Chrome拡張×ChatGPTで作業効率化/工学社出版

AIツールレビュー数100以上。AIワークスタイルのオウンドメディア立ち上げ～AI関連の記事執筆を通じて、「実際に使ってみて、本当に良いAIツールを届ける」という信念のもと、AIで日本が盛り上がることを夢見るアラサー

Pollo.AIとは？

Pollo AIより引用

Pollo.AIは、テキストや画像を入力するだけで高品質な動画を自動生成できるオールインワンのAI動画・画像生成プラットフォームです​

業界最先端の複数の生成AIモデル（例：RunwayやPika Labsなど）を統合して提供している点が特徴で、これ一つでさまざまなスタイルの動画や画像を作成できます​。ユーザーはモデルごとのサイトに個別登録する手間がなく、シンプルなインターフェース上で必要に応じて最適なモデルを選択可能です。

きょろ

動画だけでなく画像生成AIツールにおいても以下のような色んなものが使えます。

Pollo.AIの特徴

Pollo.AIは多彩なAI動画生成機能を備えており、目的に応じて様々なタイプの動画を作成できます​

テキストから動画生成「Text to Video」

「Text to Video」機能では、ユーザーが入力したテキストプロンプトの内容に基づき、自動で映像を生成します。数行のシナリオやアイデアを入力するだけでシーンを理解し、動きのあるビデオクリップを作り出します​。例えば「夕焼けのビーチを歩く人物」などと説明すれば、その場面をAIが映像化してくれるため、説明動画やストーリー動画の作成に最適です。

実際に東京タワーを作成してと入れてみたところ以下のような動画が作成できました。

しかも作成するときに選べるAIモデルが多すぎてすごい・・・(笑)

画像から動画生成「Image to Video」

「Image to Video」機能では、静止画をアップロードするとAIが画像に動きを与えて動画化します​。一枚の写真からカメラアングルを変えたり被写体を動かしたりしてダイナミックな映像を作れるため、商品写真から短い紹介動画を作成したり、思い出の写真をアニメーション化するといった用途に向いています。

画像を以下に入れます。

するとこういう動画が作成できちゃうんです。

開始用の画像と終了用の画像を与えて、その間をシームレスに補完するアニメーションを生成することも可能です。

動画スタイル変換（Video to Anime）

これは他の動画生成AIには珍しい機能ではないでしょうか。

例えば実写映像をアニメ風や水彩画風に変換する「Video to Anime」機能では、日本のアニメ風、ディズニー風、粘土アニメ風など30種類以上のアニメ調スタイルに元動画を一括変換できます。

他にもこんなスタイルに変換できます。

撮影済みの動画素材にクリエイティブなフィルターをかける感覚で、多様な表現のコンテンツに仕上げられます。

キャラクターの一貫性保持「Consistent Character Video」

「Consistent Character Video」機能では、特定の人物キャラクターやオブジェクトの画像を複数アップロードすることで、そのキャラクターの外見を維持したまま映像を生成します​。これによりフレーム間で主人公の顔や服装が変わってしまうといった従来のAI動画の課題を克服し、ストーリー性のある動画でも同じ登場人物で統一できます​。

ブランドのマスコットキャラクターなどを用意すれば、一貫したビジュアルでアニメ動画シリーズを作ることもできます。

AIアニメーション生成「AI Animation Generator」

「AI Animation Generator」では、有名アニメ作家の作風を模したアニメ・漫画調の動画を生成できます​。新海誠風の繊細な背景や宮崎駿風のファンタジー調など、指定したスタイルで静止画やテキストから短いアニメーション映像を作成可能です。

創作プロジェクトや子供向けの動画、SNS映えするユニークなコンテンツ作りに活用されています。

その他「テンプレート＆エフェクト」

Pollo.AIにはユニークな演出を簡単に適用できる動画テンプレートや特殊効果も豊富に用意されています。例えば人物同士がハグする動画、頬にキスする動画を自動生成する「AI Hug」「AI Kissing」テンプレート、体をムキムキのマッチョに変身させる「AI Muscle Generator」や膨らませる「AI Inflate Effect」など、遊び心ある効果もワンクリックで適用できます。

これらのテンプレートを使えば、自撮り写真から友人へのジョーク動画を作るなど、動画編集の知識がなくてもユーモアあるコンテンツをすぐ作成できます。

加えて、「AI Video Upscaler」（低解像度動画の高解像度化）や「AI Video Enhancer」（画質鮮明化）、「AI Video Filters」（特殊フィルタ適用）、「AI Dance Generator」（静止画から人物ダンス動画を生成）等の補助ツールも搭載されています​。

これらを活用することで、生成した映像の解像度を上げたりノイズを低減したりといった仕上げの調整もPollo.AI内で完結できます。

他にも以下のような機能があります。これが無料で使えるなんてすごいですよね。

Pollo.AIの料金プランと支払い方法

Pollo.AIには無料プランと、用途に応じて選べる**有料プラン（ライトプラン、プロプラン）**の計3種類の料金プランがあります​。契約は月額制が基本ですが、年額一括払いにすると割引が適用される仕組みです​。

各プランの概要は以下のとおりです。（※2025年3月14日現在の情報です。）

Pollo.AIは利用目的や規模に合わせて3つの料金プランを提供しています。各プランはクレジット制を採用しており、動画や画像の生成に応じてクレジットを消費します。標準的な動画1本の生成には約10クレジット、画像1枚には数クレジットが必要です。

無料プラン

完全無料で利用できる入門プランです。毎月20クレジットが付与され、標準的な動画なら約2本、画像なら最大4枚程度の生成が可能です。ただし、生成された作品にはウォーターマークが付き、同時に実行できるタスクは1つのみです。サポートは標準的な対応速度の通常サポートとなります。Pollo.AIの機能や品質を試してみたい方に最適ですが、本格的な商用利用には制限があります。

ライトプラン

月額10ドル（約1,500円）で利用できる個人・小規模事業者向けプランです。毎月300クレジットが付与され、動画なら最大30本、画像なら約60枚の生成が可能になります。無料プランとの大きな違いは、ウォーターマークが付かない点と、タスクを2つまで並行して実行できる点です。

さらに、生成処理の優先度が上がり速度が向上するほか、カメラワークの選択肢が増え、プライベート設定やコピー防止機能も利用できます。サポートも優先対応となり、問い合わせへの対応が手厚くなります。趣味やSNS発信、小規模ビジネスのマーケティング動画制作に適したリーズナブルなプランです。

プロプラン

月額29ドル（約4,350円）の上位プランで、中〜大規模の利用を想定しています。毎月800クレジットが付与され、動画最大80本、画像なら最大160枚程度の生成が可能です。同時実行タスク数は3つまで拡大し、ライトプランのすべての機能に加えて、より大量のコンテンツ生成と効率的な並列処理が可能になります。本格的にAI動画を活用したマーケティング展開を行う企業や、定期的に多くの動画コンテンツを制作するプロユーザーに最適です。

年額契約を選択すると240ドル（約36,000円）となり、月額換算で約20ドルと大幅に割安になるため、長期的な利用を検討している場合は年間契約がお得です。

月額払いのほか年間一括払いも選択可能で、途中でプランをアップグレードすることもできます。契約はいつでもキャンセル可能で、キャンセルすれば翌月以降の課金が停止する標準的なサブスクリプション契約です。無料プランから開始して必要に応じて有料プランに移行できるため、まずは無料枠で使い勝手を試してみることが推奨されています​。

Pollo.AIの使い方

Pollo.AIの利用手順はシンプルで、初心者でも数分で動画を作り始められます。以下に、アカウント作成から動画生成までの基本的な手順をまとめます​。

・アカウント登録

まずPollo.AI公式サイト（pollo.ai）にアクセスし、メールアドレスやGoogleアカウントで無料のユーザー登録を行います。ソフトのインストールは不要で、Webブラウザ上ですべて完結します​。登録が完了すると、誰でも最初に20クレジットの無料枠が付与されます。

右上の「無料版を始める」を押下

Googleで続行を押下

これで準備は完了です。

・生成モードの選択

ログイン後、ダッシュボードから新規プロジェクトを開始します。すると「テキストから動画」「画像から動画」「動画スタイル変換」など複数の生成メニューがサイドバーに表示されるので、作成したいコンテンツに応じてモードを選択します​。

例えば、一から映像を作りたい場合は「Text-to-Video（テキスト→動画）」を、手持ちの写真を動かしたい場合は「Image-to-Video（画像→動画）」を選びます​。

「Image-to-Video（画像→動画）」を選んでみます。

・モデルを選択

・素材やプロンプトの入力

選んだ機能に応じて必要な入力を行います。テキストから作る場合は、映像のシナリオや情景を具体的に文章で記述します（例：「夜空の下で街を歩く女性。ネオンが光り、雨がしとしと降っている」）。

画像から作る場合は動かしたい静止画ファイルをアップロードします。動画変換の場合は元となる映像ファイルをアップロードしてください。いずれの場合も、日本語でプロンプトを入力することが可能で（UIは日本語表示に対応）、言語の壁を感じずに操作できます​。

今回は以下の画像を動画に変換する機能を使っています。以下をタップし画像をアップロードします。

サイズの調整ができます。

・動画スタイルや詳細設定のカスタマイズ

続いて、生成前に仕上がりのスタイルや細部の設定を調整します。ここでは動画の長さ（尺）や解像度、画面の縦横比を指定したり、用意されたスタイルプリセットから映像の雰囲気を選択できます​。

必要に応じて特殊効果テンプレートを適用したり、カメラアングルの種類を設定することも可能です​。例えば「シネマ風」のフィルターを選べば落ち着いた配色になり、逆に「ビビッド」系にすれば原色が映える派手なトーンになります。各種パラメータを自分の好みに合わせて調整し、準備が整ったら生成ボタンを押します。

プロンプトを入力します。「涙を流す社畜」と入れて「Create」を押下。

するとこんなリアルな動画ができました！

大体これぐらいの精度の動画で5分ほどで制作できます。

プレビューと再調整: AI生成が完了すると、出来上がった動画がプレビュー表示されます​まずは再生して仕上がりを確認しましょう。もし意図した内容と異なる場合や改善したい点があれば、設定やプロンプトを修正して再生成することもできます​。この際、再度クレジットが消費されますが、試行錯誤しながら満足いく映像になるまで繰り返すことが可能です。

例えばupscaleを押下すると、

画質を高められることができます。

Extendを押下すると・・・

秒数を伸ばして、作成してくれます。

さらに「Add Sounds」を押下すると、音もつけられちゃいます。

秒数も設定できるのがポイントですね。

テキストプロンプトを少し詳しく書き足したり、別のAIモデルに切り替えて比較することで、よりニーズに合った映像が得られるでしょう​。

・動画のダウンロード・共有: 仕上がりに満足できたら、生成した動画をエクスポートします​。

※無料プランの場合は動画にPollo.AIのウォーターマークが入りますが、有料プランでは透かしなしのクリーンな動画ファイルとしてダウンロードできます。

以上のステップで、初心者でも迷うことなく動画を作成できるでしょう。補足として、Pollo.AIを効率的に使いこなすコツをいくつか挙げます。

Pollo.AIを効率的に使うコツ

プロンプトは具体的に書く

テキストで指示を出す際は、シーンの見た目や動きが伝わるよう詳細に描写するほど望み通りの結果に近づきます。

「犬が走る」よりも「夕日の公園で黒い犬が蝶を追いかけて走っている」のように情景や雰囲気まで記載すると、AIが解釈しやすくなり品質が向上します​。また「シネマ風」「やわらかい照明で」など雰囲気に関するキーワードを加えると映像表現が洗練されます。

モデルを切り替えて比較

Pollo.AIには複数のAI動画モデルがあり、それぞれ得意分野が異なります。あるモデルでは人物の手が不自然になる場合でも、別のモデルに変えると改善されることがあります。

一度のプロンプトで満足いく結果が得られなければ、別のモデルでも試してみましょう。Pollo.AIなら同じプラットフォーム内でボタン一つでモデルを変えて生成し直せるため、簡単に比較検証ができます。

無料プランで試してから本番制作

まずは無料クレジット範囲で色々な機能やモデルを試し、操作感や出力の傾向を掴むと良いでしょう​。無料版の出力にはウォーターマークがありますが、逆に言えば試用段階でしか出ない印なので、割り切って練習に使えます​。十分に慣れてから有料プランへ移行すれば、クレジットを無駄にせず効率的に本番用のコンテンツ制作が行えます。

Pollo.AIは商用利用可能？

Pollo.AIで作成したコンテンツは商用利用が可能です。ただし公式には有料プラン加入者の場合に商用利用を許可すると明記されています​。

無料プランで試用した動画・画像は基本的に個人利用の範囲に留め、営利目的での利用や公の場での配信には向きません。一方、ライトプラン以上の有料ユーザーであれば、生成した動画や画像を広告やプロモーション、商品紹介動画など商業目的に自由に使うことが認められています​。

参照元：pollo.ai

商用利用時の著作権やライセンスについても、Pollo.AIは比較的良心的です。まず、ユーザーがPollo.AI上にアップロードした素材（入力画像や動画）はユーザー本人に権利が帰属し、サービス側がその所有権を主張することはないとされています​。

Pollo.AIを活用する際の注意点

アダルトはNG

もっとも、Pollo.AIが利用している各種AIモデル自体にもそれぞれ規約があり、違法・不適切な利用は禁止されています。たとえば著名人の画像を無断で使用したディープフェイク動画の生成や、公序良俗に反するコンテンツの作成はポリシー違反です。Pollo.AI自体も各モデルのNSFW（アダルト）や暴力コンテンツに対するフィルタを実装しており、その範囲を超えるコンテンツは生成できない仕組みになっています​。

知的財産権に注意

商用利用する際は、生成物が第三者の知的財産権を侵害していないかにも注意が必要です。AIが既存のキャラクターデザインに酷似した映像を生成した場合など、それを商用に使うとトラブルになる可能性もゼロではありません（もっともPollo.AIの生成結果はユーザー個別の入力に基づくオリジナルコンテンツであるため、基本的には問題ないとされています​

無料プラン活用時について

Pollo.AIでは出力コンテンツの公開設定にも注意が必要です。無料プランでは生成した動画がプラットフォーム上で他ユーザーから閲覧可能な公開状態になる場合があります（Pollo.AI内のコミュニティで作品を共有し合う設計のため）​

有料プランでは前述のとおり「プライベートビデオ」設定が可能となり、自分の生成コンテンツを非公開に保つことができます​

機密性の高いプロジェクトや未公開のマーケティング素材などを扱う際は、有料プランでプライベート設定を利用することで情報漏洩のリスクを下げられるでしょう。またプロプランではコピー防止の機能も付加され、他のユーザーがあなたの生成物を勝手に複製・流用しづらいよう保護できます​

企業用途でPollo.AIを使う場合は、これらのセキュリティ機能が備わった上位プランを選ぶことが推奨されます。

まとめ

Pollo.AIは、誰でも手軽に多彩な動画コンテンツを生み出せる強力なAIツールです。そのメリットは何といっても使いやすさと汎用性にあります​

直感的に操作できるシンプルなUI（日本語対応）のおかげで専門知識がなくてもすぐ扱え、複数の最先端AIモデルを統合したプラットフォームによりリアルからアニメまであらゆる映像スタイルに対応できます​。従来は動画制作に何日も費やしたものがPollo.AIなら数分で完了し​、しかもクオリティも高水準（HD映像）なので、個人・企業を問わず映像活用の幅を大きく広げてくれます​

無料プランで導入障壁が低く、必要に応じて安価な有料プランにスケールできる柔軟さも魅力です​。アイデアを即座に映像化できるPollo.AIは、今後ますます多くのユーザーの創造活動を支える存在となっていくでしょう​。

きょろ

趣味：業務効率化、RPA、AI、サウナ、音楽
職務経験：ECマーチャンダイザー、WEBマーケティング、リードナーチャリング支援
所有資格：Google AI Essentials,HubSpot Inbound Certification,HubSpot Marketing Software Certification,HubSpot Inbound Sales Certification
▼書籍掲載実績
Chrome拡張×ChatGPTで作業効率化/工学社出版
保護者と教育者のための生成AI入門/工学社出版（【全国学校図書館協議会選定図書】）

突如、社内にて資料100件を毎月作ることとなり、何とかサボれないかとテクノロジー初心者が業務効率化にハマる。AIのスキルがない初心者レベルでもできる業務効率化やAIツールを紹介。中の人はSEO歴５年、HubSpot歴１年