最新のテクノロジーが私たちの生活に革新をもたらす中、新たなステップとして登場したのが、ChatGPT-4oに対応したマルチモーダルAIメガネ「Frame」です。
この画期的なデバイスは、視覚、音声、テキストなどの複数のモダリティをシームレスに統合し、ユーザーにこれまでにない体験を提供します。全世界での発売が開始され、多くの期待が寄せられている「Frame」は、日常生活やビジネスシーンにおいてどのような変化をもたらすのでしょうか。その詳細に迫ります。
この記事はこんな人におすすめ
・AIメガネ「Frame」がいくらなのか知りたい
・AIメガネ「Frame」で何ができるのか知りたい
GPT-4o対応マルチモーダルAIメガネ「Frame」とは?
Brilliant Labsより引用
Brilliant Labsが開発した「Frame」は、ChatGPT-4oに対応したマルチモーダルAIメガネです。2024年5月16日に全世界での発売が開始され、現在出荷が進められています。「Frame」は先進的なマルチモーダルAIを搭載しており、開発者がさまざまなアプリケーションを創造するためのオープンソースプラットフォームとなっています。
「Frame」には、オープンソースのAIアシスタント「Noa」が搭載されています。Noaは、ユーザーの質問や興味に基づいて情報を提供する新機能「ワイルドカード・モード」を備えており、プロアクティブなAI主導のコミュニケーションを可能にします。
マルチモーダルAIメガネ「Frame」の特徴
オープンソースのパラダイムを活用したAI技術の民主化
Brilliant Labsは、「Frame」の発売に合わせて開発者パートナー・プログラムを開始しました。このプログラムは、オープンソースのパラダイムを活用してAI技術の民主化を推進するものです。従来はプラットフォーム企業がユーザーデータを収益化する流れでしたが、Brilliant Labsはその流れに逆らい、AIをエンドユーザーのために活用することを目指しています。
開発者には、「Frame」の生きたドキュメント、オープンソースのコードベース、ハードウェアの回路図などの透明性の高いリソースとツールが提供されます。 これにより、開発者がユーザーの信頼を維持しながらアプリケーション開発に取り組めるようになっています。
複数の大規模言語モデル(LLM)のサポート
「Frame」は、Anthropicの Claude 3、Llama 3、Stable Diffusion、そして ChatGPT-4oを含む複数の大規模言語モデル(LLM)をサポートしています。[1][3] これにより、開発者は「Noa」を活用して、よりクリエイティブなAIアプリケーションを作ることができます。
クロスプラットフォームのアプリ開発が可能
Brilliant Labsは、Flutterというツールを使ってiOS、Android、ウェブ、PC環境をサポートする開発フレームワークを提供しています。 これにより、開発者はクロスプラットフォームのアプリケーションをシームレスに構築でき、利便性が大幅に向上しています。
BMI、記憶拡張、ロボット工学などの先端分野への取り組み
Brilliant Labsより引用
現在、8,000人以上の開発者が「Frame」を活用し、BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)、記憶拡張、ロボット工学など、多岐にわたるAIアプリケーションの開発に取り組んでいます。
「Frame」は、テクノロジーと日常生活の統合をさらに推進する革新的な製品と期待されています。
マルチモーダルAIメガネ「Frame」の料金
「Frame」の予約販売価格は349米ドル(税別)で、2024年6月までの期間限定価格となっています。
5万円程度の値段ということでこれをAppleウォッチを買うのと一緒と思うのか否か・・・。
カラーオプションはスモーキーブラック、クールグレー、H2O(エイチ・ツー・オー)の3色が用意されています。
購入は以下のページからできるみたいです。
マルチモーダルAIメガネ「Frame」は世界を変えるかも
Brilliant Labsの共同創設者兼CEOであるBobak Tavangarは、「Frameが世界中の開発者に届くことを嬉しく思います。これはAIデバイスとして理想的なフォームファクターであり、利用者が自由に動きながら世界と対話できるようにします」と述べています。
さらに、「しかし、それ以上に重要なのは、私たちがクローズド・ソース・モデルを覆し、より公平なイノベーションを推進している点です。新たなAIの時代では、信頼、プライバシー、オープン性が以前にも増して重要です。これらのテクノロジーを使用するコミュニティが真の力を持つべきです」と強調しています。
「Frame」は、AIの民主化を推進するオープンソースのプラットフォームとして、テクノロジーと日常生活の統合を一層進め、世界を変える可能性を秘めているのかもしれません。
趣味:業務効率化、RPA、AI、サウナ、音楽
職務経験:ECマーチャンダイザー、WEBマーケティング、リードナーチャリング支援
所有資格:Google AI Essentials,HubSpot Inbound Certification,HubSpot Marketing Software Certification,HubSpot Inbound Sales Certification
▼書籍掲載実績
Chrome拡張×ChatGPTで作業効率化/工学社出版
保護者と教育者のための生成AI入門/工学社出版(【全国学校図書館協議会選定図書】)
突如、社内にて資料100件を毎月作ることとなり、何とかサボれないかとテクノロジー初心者が業務効率化にハマる。AIのスキルがない初心者レベルでもできる業務効率化やAIツールを紹介。中の人はSEO歴5年、HubSpot歴1年