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【無料】ChatGPTでジブリ風の画像生成AIのやり方!どうやる?著作権のポイントも解説

画像生成

近年、AI技術の進化により「スタジオジブリ風」のAI画像生成が誰でも手軽にできるようになりました。中でもChatGPTの画像生成機能は、そのクオリティと手軽さからSNSで爆発的な人気を集めています。本記事では、無料版を含む具体的な作成方法から法的リスク対策まで、ジブリ風画像生成の全てを解説します。

以下は、実際にAIで作らせた画像をさらにジブリ風にしたものです。(右)

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きょろ
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この記事はこんな人におすすめ

・無料でChatGPTのジブリ風AI画像を作成したい

ChatGPTのジブリ風AIの画像とは?

OpenAIが2025年3月に公開したGPT-4oの画像生成機能は、テキストや写真を基に「スタジオジブリ作品のような温かみのあるアニメ調イラスト」を生成可能にしました。特徴的な水彩タッチや柔らかな光の表現、キャラクターの丸みを帯びたデザインが再現され、個人のプロフィール画像からアートプロジェクトまで多様な用途で活用されています。

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ただし完全な模倣ではなく、ジブリ作品特有の「手描き感」や「質感」はAIならではのデジタル調に仕上がる点が特徴です。実際に生成された画像の多くは、ジブリ作品に登場するキャラクターと比較して「目が大きめ」「輪郭がソフト」といった差異が確認されています。

ChatGPTでジブリ風AIの画像は無料で作れます!

2025年4月のアップデートにより、無料版ユーザーでも1日3枚まで画像生成が可能になりました。ただし以下の制限が存在します。

  • 解像度制限:有料版(ChatGPT Plus)に比べ出力画像の解像度が低い
  • 生成時間:ピーク時には処理に5分以上かかる場合がある
  • 指示の精度:細かいディテール指定は有料版の方が反映されやすい

無料版を効果的に使うコツは「具体的なプロンプト設計」にあります。例えば「草原で笑う少女」ではなく「ジブリ風の草原で、風になびく髪の少女が太陽の光を浴びて笑っているイラスト」といった詳細な指示を心がけましょう。

ChatGPTでジブリ風AIの画像を作成するやり方・どうやる?

基本手順(無料版対応)

ChatGPT公式サイトにアクセスしアカウント作成/ログイン

・モデルをGPT-4oに

・画面左下の「+」ボタンから画像をアップロード

・プロンプト欄に「この画像をジブリ風アニメの背景スタイルで」と入力

できました!平成狸合戦ぽんぽこを思い出す・・・

ChatGPTでは編集も可能

生成された画像を確認し、必要に応じて「二刀流にして」などと修正を指示して編集も可能です。

・枠組みをクリック

・右上の「選択する」を押下

・選択対象を押下します。

・プロンプトを入力し、ENTER

すると・・・

3刀流にはなりましたが概ね、イメージ通りにできました。(笑)

プロ級のクオリティを出すテクニック

  • 色指定:「パステルカラーを基調に」「夕焼けのオレンジ色を強調」
  • 構図指導:「遠近法を使った広大な風景」「キャラクターを中央配置」
  • 画風調整:「鉛筆画のような質感」「水彩のにじみを再現」

有料版(月20ドル)では「スタイルテンプレート」機能が利用可能で、より正確なジブリ調表現が可能になります。

ChatGPTでジブリ風AI以外の画像作成方法

実はChatGPTでは「ジブリ風」以外にも「カイジ風」「ワンピース風」「鉄腕アトム風」など様々に変えることもできます。

例えば・・・

「カイジ風にして」と伝えてみました。

「ポケモン風にして」と伝えてみました。

これは・・・〇トシ(笑)

iPhone・AndroidアプリでのChatGPTジブリ風AI画像作成方法

iPhoneを例に作成してみました。

①ChatGPTを開いたら、「GPT-4o」にモデルを設定します。

②プロンプトに「これをジブリ風にして」と打ってみました。

以下のケーキを素材にジブリ風にしてみます。

以上できあがりました!

名前がおかしいですね・・・その場合は細かく以下のように指示してあげると正確に作成してくれます。

「あ、ハッピーバースデーのプレート名は「きょろ」です。」

ChatGPTでできたジブリ風AI画像を動画で動かす方法(応用編)

静止画だけでなく、連続した画像生成で簡易アニメーションを作成可能です。例えば「Luma.AI」を使ってジブリ風AI動画を作成してみましょう。

Luma.AIにアクセス

・Start a boardを押下

・アップロードを押下しENTER

できました!

ただしフレームレートを上げるには有料版の連続生成機能が必須で、無料版では実質的な動画制作は困難です。

ChatGPTでジブリ風AI画像が作成できないときの対処法

ChatGPTを使ってジブリ風AIの画像を生成しようとしても、期待通りの結果が得られないことがあります。以下に主な問題と効果的な対処法をまとめました。

発生問題考えられる原因推奨される対処法
アップロード失敗ファイルサイズが許容範囲を超えている事前に画像のサイズ縮小を実施する
期待したスタイルにならない指示内容が不明確または曖昧である具体的かつ明確なスタイル指定を行う
処理が完了しないサーバー負荷が高い時間帯での利用深夜〜早朝など利用者が少ない時間帯に再試行する
権利関係の懸念著作権や知的財産権に関する不安成果物は個人利用にとどめ、公開・商用利用は控える

ChatGPTの画像生成機能には以下の制限があります。

  • 無料プランでは1日の生成回数に制限があります。(無料プランは1日3回まで)
  • 著作権侵害を防ぐため、有名スタジオやアーティスト名を直接指定するのは避けましょう

ヒント: 「ジブリ風にして」という直接的な言葉を直接使わず、「ジブリのような雰囲気」など、その特徴的な要素(自然描写、光の表現、手描き感)を詳しく指定することで、似た雰囲気の画像を生成できることが多いです。

  • 「手描きの温かみのある画風で、ジブリ色の入った、緑豊かな森と小さな川が流れる田舎の風景。柔らかな光に包まれた夏の午後の雰囲気。水彩画タッチで細部まで丁寧に描かれている」
  • 「日本の伝統的なファンタジーアニメジブリ風の画風で、空飛ぶ乗り物に乗った少年と少女。遠くに浮かぶ島々と雲海。夕暮れの優しい光の中での冒険シーン」
  • 「繊細なタッチの手描きアニメーションジブリ風の、古い町並みと不思議な小さな生き物たち。懐かしさと温かみのある色彩。細部まで描き込まれた日常の一場面」

ChatGPT以外でジブリ風AI画像を作成する方法

無料有料を問わずにChatGPTでのジブリ風AI画像を作成しすぎて使用制限が来た場合、ChatGPT以外でもでもジブリ風AI画像は無料で作れます。それがGoogleの「Whisk」という画像生成AIツールです。やり方は以下の通り。

Whiskにログイン

②画像を添付します。

③「ジブリ風のアニメ画像を作成して」と入れ、Enterを押下します。
ChatGPTと違い、「アニメ風」と入れないとうまくできないため注意が必要です。

④完成

できました!

思っていたのと違えば編集も可能です!

ジブリ風生成AI画像の著作権問題

法的リスクに関して専門家の間で注目されているポイント。

  1. 画風の著作権:日本の著作権法では「スタイル」自体は保護対象外
  2. 商標権リスク:作品内にジブリのロゴやキャラクターを直接使用した場合に問題化
  3. 二次的著作物:既存ジブリ作品の画像を学習データに使用した可能性

実際にX(旧Twitter)では、生成画像に「©Studio Ghibli」と誤解を招く表記を付ける行為が問題視されています。商業利用する場合は、あくまで「ジブリ風」と明示し、オリジナル要素を加えることが重要です。

ChatGPTのジブリ風AIブームについて2025年4月16日に文科省がコメント

文部科学省の中原裕彦文部科学戦略官は16日の衆院内閣委員会で、この問題について興味深い見解を示しました。中原氏によれば、「単に作風やアイデアが類似しているのみなら、著作権侵害には当たらない」とのこと。しかし、「AIで生成されたコンテンツに、既存の著作物との類似性や依拠性が認められれば、著作権侵害となり得る」とも指摘しています。

つまり、ジブリの「雰囲気」を真似るだけなら問題ないけれど、具体的なキャラクターや作品の要素を直接模倣すると、法的に微妙な領域に入ってしまうということです。

きょろ
きょろ

しかもジブリ風AI画像生成に対し、スタジオジブリは日本経済新聞の3月27日の取材に「コメントはない」としていることから、周りが騒ぐのは違うということがわかるでしょう。

クリエイティブな表現の自由と著作権保護のバランス。今後も議論が続きそうな問題です。

参照元①:流行の「ジブリ風」画像生成 文科省の見解「作風の類似のみなら著作権侵害に当たらない」
参照元②:AI製のジブリ風画像が世界で流行、「作風」保護の議論再燃

ジブリ風AIはスタイルの模倣であれば著作権侵害にならないとの見解も

弁護士ドットコムによると、創作におけるスタイル模倣は基本的に著作権侵害に該当しないとされています。例えば、スタジオジブリ作品の色使いやタッチ、モチーフなどを取り入れ、「ジブリ風」と感じられる程度の作品は、「スタイル(作風)の模倣」あるいは「着想・アイデアの類似」と位置づけられます。

これは世界的な著作権の共通認識として、人間による創作でもAI生成でも同様に適用されています。人類の文化発展は、先人の優れたアイデアを参考にすることで成り立ってきたためです。

一方で、弁護士ドットコムは「スタイル模倣」と「表現模倣」の境界線についても説明しています。特定の作品と構図、色彩、描線などが明確に類似する場合は「表現の模倣」となり、創作的表現の無断模倣は原則として著作権侵害に該当します。つまり、アイデアの模倣は自由であるのに対し、特徴的表現の模倣は制限されるという基本原則が存在します。

しかし、弁護士ドットコムは生成AIの登場によって、この原則に変化が生じていると指摘しています。生成された個別の画像については各国の著作権基本原則は変わっていないものの、AIの学習プロセスにおいて特定の作品を複製して学習させることの適法性については国際的に見解が分かれており、米国では現在も訴訟が続いています。

ユーザーがChatGPTでジブリ風の画像生成AIを作る際の注意点

ChatGPTでジブリ風AI画像を作成する際、学習に関する議論は別として、ユーザーが注意すべき点がいくつかあります。

まず第一に、使用するAIサービス自体の選定が重要です。以下の点を確認しましょう:

  • ユーザーが入力した情報が再学習に使用されるかどうか
  • 生成された画像に対してAI事業者が利用権を主張するかどうか
  • 著作権侵害を防止するためのフィルタリング技術の有無
  • 著作権侵害に関する評判

これらの点を検討し、信頼性の高いAIサービスを選択することが基本となります。

より具体的な対策としては、政府が発表した「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」(特にP19~27)が参考になります。

文化庁:AIと著作権より引用

実践的な対策としては以下が考えられます。

  • 特に公開・業務利用する画像を生成する際は、他者の著作物を入力データとして使用しない
  • 著作権保護期間中の作品名やキャラクター名をプロンプトに含めない
  • 生成された画像が既存作品と類似していないか画像検索等でチェックする
  • 著作権侵害の疑いが生じた場合に備えて、使用したプロンプトや生成過程のスクリーンショットなどを記録しておく

これらの注意点を守ることで、著作権問題のリスクを軽減できるでしょう。

まとめ:ChatGPTでのジブリ風画像生成AIの適切な活用方法

ジブリ風画像生成技術は、個人のクリエイティビティを拡張する強力なツールです。ただし以下のポイントを遵守することが重要です:

  • 倫理的な利用:他者への誹謗中傷に使用しない
  • 著作権意識:模倣ではなくオリジナリティの追求を
  • 技術的制限の理解:現時点では完全な再現は不可能

今後のAI発展に伴い、画風生成の精度が向上する可能性があります。利用者は常に最新のガイドラインを確認しつつ、創造的な表現方法として活用していきましょう。

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