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AI野々村真、介護施設で実証実験を開始

AIニュース
Youtubeより引用

2024年6月17日、AIデジタルヒューマンプロジェクト運営事務局は、タレントの野々村真さんをモデルとした「AI野々村真」を開発し、シニア向け介護施設での実証実験を開始しました。このプロジェクトは、介護施設利用者の認知機能改善とサービス満足度向上を目指しています。実証実験は6月13日からスタートしています。

要約すると・・・
・野々村真の思い出とエピソード: 小学校時代に野球に打ち込んでいたエピソードや、家族との関係についても語られました。彼は、3人兄弟の中で運動に秀でており、プロ野球選手になることを夢見ていました。
・AIとの会話体験: 野々村真のAIデジタルヒューマンと対話する様子が紹介されました。AIは彼の若い頃の経験や、テレビ番組「世界ふしぎ発見」での体験について質問に答えました。
・AIの応用と期待: このプロジェクトは、高齢者に元気を与えるだけでなく、介護スタッフにとっても励みになることが期待されています。野々村真自身もこのプロジェクトを通じて多くの元気をもらえると述べています。

AI野々村真がどんな風に作られたのか

YOUTUBEより引用
YOUTUBEより引用

声はもちろんのこと、表情などもひとつひとつデータを取得していきます。

実際にできたAI野々村真は・・・?

YOUTUBEより引用

実際の様子は以下のYOUTUBEよりご覧ください!!

YOUTUBEより引用

AI野々村真のプロジェクトの背景と参加企業

日本の総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は29%に達し、2070年には4人に1人が75歳以上になると予想されています。このような高齢社会において、介護施設での人員確保は大きな課題です。先端AI技術やIT基盤を活用した課題解決を目指し、「AI野々村真」プロジェクトが始動しました。

本プロジェクトには、以下の9社が協定書を締結し参画しています:

  • スターダストプロモーション
  • Spiral.AI
  • エスユーエス
  • 学研ココファン
  • 全研ケア
  • 日本ロングライフ
  • FM
  • AOI Pro.
  • TREE Digital Studio

さらに、韓国のIT企業であるESTsoftもプロジェクトに参加しています。

プロジェクトの詳細

きょろ
きょろ

実際にAI野々村真の詳細は以下のYoutubeからみることが可能です。

YOUTUBEより引用

プロジェクト全体の管理は、映像ディレクターの内野政明氏が率いるFMと映像プロダクションのAOI Pro.が担当しています。「AI野々村真」のモデルにはスターダストプロモーション所属の野々村真さんが起用され、撮影管理はAOI Pro.と総合コンテンツプロダクションのTREE Digital Studioが協力しています。音声・ビジュアルの撮影が行われ、AI技術の提供はSpiral.AIとESTsoftが担当しています。これにより、高水準の映像や画像生成を実現し、AIと人間の自然なコミュニケーションを目指しています。

実証実験の概要

実証実験は、高齢者住宅や介護施設を運営する学研ココファンと全研ケア、日本ロングライフの施設を利用して実施されます。実験では、入居者向けに1対1の対話や集団でのレクリエーション活動での活用が想定されています。具体的な実施場所は以下の通りです:

  • 学研ココファンのココファン池上通り
  • 全研リビングの久喜 壱番館、弐番館、参番館
  • 日本ロングライフのロングライフ阿倍野

8社が連携して実証実験を行い、介護施設利用者の認知機能やケア状況を定量化し、介護施設運営の改善や入居者・利用者の満足度向上を図ります。プロジェクトは2025年の商用導入や販売を目指しています。

終わりに

「AI野々村真」は、高齢社会における介護の課題解決に向けた先端技術を駆使した新たな試みです。AI音声対話型デジタルヒューマンがシニアの生活をどのように支え、介護施設の運営に寄与するか、今後の展開に期待が寄せられています。

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