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しまむら、生成AIモデル「瑠菜(るな)」を広告に起用

AIニュース

最近、AI技術の進化により、さまざまな業界でAIが活用されるようになっています。特に、広告やマーケティングの分野では、生成AIを利用したモデルやタレントの登場が増えています。このトレンドにいち早く対応したのが、衣料品販売大手のしまむらです。

しまむらは、生成AIを活用したファッションモデルを広告や公式SNSで起用し、新たな顧客層の開拓を目指しています。

この記事はこんな人におすすめ

・しまむら、生成AIモデル「瑠菜(るな)」をどう作っているのか知りたい
・生成AIモデル「瑠菜(るな)」みたいなことはできる?

若年層顧客の開拓を目指すしまむらの新戦略

しまむら「るな」インスタアカウントより引用

衣料品販売大手のしまむらは、生成AI(人工知能)を活用したファッションモデルを広告や公式SNSで起用し始めました。

このAIモデルは、本物の人間と見分けがつかない若い女性の姿をしています。しまむらは、このAIモデルを活用して、これまで取り込めていなかった10代から20代の女性顧客層の開拓を目指しています。

AIモデルの起用により、スケジュールの調整や撮影の手間が省け、移り変わりの速い女性ファッションのトレンドに対応する狙いがあります。

きょろ
きょろ

現在フォロワー数は3,000人。
かなり影響力があります。

AIモデル「瑠菜(るな)」のデビュー

しまむらのAIモデルの名前は「瑠菜(るな)」で、彼女は5月初旬に公式インスタグラムで公表された6つの候補の中からアンケートによって選ばれました。瑠菜は158センチの身長を持つ、ファッションモデルを目指す20歳の服飾専門学校生という設定です。

彼女専用のインスタグラムアカウントも設けられており、5月22日の投稿では、翌23日にオープンする下高井戸店(東京都杉並区)のポスターやチラシでモデルデビューすることを報告しました。瑠菜がしまむらのアパレルを着用した姿の画像には、「小さいころからの夢だったモデルさんになれました」というコメントも添えられています。

課題解決のためのAI活用

しまむらの店舗は郊外やロードサイドを中心に展開しており、顧客層は地方の家族連れに偏る傾向があります。同社企画室は「若い世代の女性へのアピールがなかなかできていない」という課題を挙げており、特に若年層はチラシなどの広告ではなくSNSからトレンド情報を取得する傾向が強いとしています。

こうした状況を踏まえ、しまむらは初めてAIモデルを起用しました。「人間のモデルを起用する場合、モデルやスタッフの手配が必要になり、撮影から広告制作までに時間がかかる。スピード感で課題があった」とのことで、AIなど最新のデジタル技術を活用することが効率的だと判断しました。

ただし、現時点では全てのモデルをAIに置き換える方針ではなく、ターゲットに応じて人間のモデルと使い分けて起用する予定です。

増えるAIモデルの広告起用

カンテレより引用

AIで制作した架空のモデルやタレントを広告に起用する企業は増加傾向にあります。昨年は、証券大手の野村ホールディングスが新NISAの広告ポスターに、飲料大手の伊藤園が「お~いお茶」のテレビCMにそれぞれAIタレントを起用しました。

しまむらもこのトレンドに乗り、AI技術を駆使して新たな顧客層の開拓を目指しています。

AIモデル「瑠菜(るな)」はどう作られている?

あそこまでの体の動きと服のマッチ度を再現する技術はディープフェイクではといわれています。

きょろ
きょろ

しかしながらすでに固定された画像に服をあてはめるファッションAIツールは既に登場しております。気になる方は以下の記事をご覧ください。

また直近では「AI model株式会社」が伊藤園のCMでAIを活用し、見事プロモーションを成功させています。すでにAIモデルが各企業に使われていてもおかしくありません。

まとめ

しまむらが導入した生成AIモデル「瑠菜(るな)」は、同社の若年層顧客の開拓に向けた新たな試みです。AIモデルの活用により、スピーディーにトレンドに対応し、広告制作の効率化を図ることが可能となります。AI技術の進化は、今後さらに多くの企業に影響を与え、広告やマーケティングの分野での活用が進むことが予想されます。しまむらの取り組みは、その一端を示すものとして注目されています。

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