Googleは2024年2月に、自然言語で画像を生成できるAI「Imagen 2」が日本でも使えるようになりました。 このAIは、Googleの研究チーム「Google Bard」が開発したもので、無料で簡単に使える画像生成AIツールとして注目を集めています。 この記事では、Google BardとImagen 2の概要や特徴、使い方や注意点、今後の展望などを紹介します。
画像生成を勉強するなら以下の記事をご覧ください。
【2024年5月最新】画像生成AIを勉強するのにおすすめ本19選!ジャンル別学習法も紹介!
このクオリティが無料で使えるのはすごい・・・。
ChatGPTやMidjournyにも課金してますがこれは悩みます。
この記事はこんな人におすすめ
・無料で画像生成ができるAIツールを探している
・実際、ChatGPTやMidjourneyと比べてどう?
Gemini(旧Google Bard)とは
Google Bardは、Googleの研究チームの一つで、自然言語処理とコンピュータビジョンの分野において、革新的な研究を行っています。 Google Bardの名前は、イギリスの詩人であるウィリアム・シェイクスピアの別名「バード(Bard)」に由来しているのではと言われています。
※Googleは、2024年2月8日(米国時間)に、彼らの生成型AI「Bard」の名称を「Gemini(ジェミニ)」へと変更したことを発表しました。この新しい名前は、同社が目指すAIの進化と拡張の方向性を象徴しています。
Google Bardの目標は、自然言語で人間の想像力を刺激するような画像やテキストを生成することです。 Google Bardは、2023年に公開した画像生成AI「Imagen」の後継版として、「Imagen 2」を開発しました。
Gemini(旧Google Bard)のまとめや全機能詳細については下記記事をご覧ください。
Google Bard日本語版の使い方を徹底解説!実際に使った活用事例も紹介
画像生成AI「Imagen 2」の概要
Imagen 2は、Google Bardが開発した画像生成AIです。 Imagen 2は、自然言語で入力された説明や指示に基づいて、画像を生成することができます。 Imagen 2は、大規模な画像データセットと自然言語データセットを用いて、深層学習の技術で訓練されています。 Imagen 2は、Imagenの改良版として、以下のような特徴を持っています。
・画像の品質が向上し、より鮮明でリアルな画像を生成できるようになった。
・画像のサイズや解像度を自由に設定できるようになった。
・画像の一部を修正したり、追加したり、削除したりすることができるようになった。
・画像のスタイルや色調を変更したり、フィルターをかけたりすることができるようになった。
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Imagen 2は、これらの機能を自然言語で操作できるのが最大の魅力です。 例えば、「地球上で泳ぐクジラ」と入力すれば、その通りの画像が生成されます。
「モノクロにしてください」というとちゃんと加工されて生成されます。
このように、Imagen 2は、自然言語で簡単に画像を作成したり、編集したりすることができます。
画像生成AI「Imagen 2」の使い方
Imagen 2は、Google Bardから無料で簡単に利用できます。 以下の手順で、Imagen 2を使ってみましょう。
・Google Bardを開く
・チャット内に指示文を入力
・Google Bardを開く
・チャット内に指示文を入力
指示文を入力していきます。ここで注意です。
Google Bardでは日本語の指示文で画像生成はできません。
時間の問題かと思いますが、2024年2月現在では日本語指示で画像生成はできません。
試しに日本語を打ってみると・・・
作成を拒否されます。
画像生成AI「Imagen 2」の注意点
なので必ず英語で指示文を作成する事がポイントです。
例えば先ほどの指示文を英語にしてみました。すると・・・
Create an image of a cat on top of a fried egg
できました!すごくないですか?(笑)
画像生成AI「Imagen 2」の応用編
Imagen 2は、自然言語で画像を生成するだけでなく、以下のような応用例もあります。
- 画像を元に物語や詩を作成する。
- 画像を元にロゴやアイコンを作成する。
- 画像を元に絵画やイラストを作成する。
試しに先ほどの猫と目玉焼きの画像をイラストにしてみます。
Imagen 2は、自然言語と画像の相互作用を可能にすることで、創造性や表現力を高めることができます。
画像生成AI「Imagen 2」の英語指示をうまく作成する方法
Imagen 2は、現在日本語版でも使えますが、指示文は英語のみです。 日本語や他の言語で画像を生成したい場合は、Google翻訳などの翻訳ツールを利用する必要があります。
こんな感じでGoogle翻訳を使えば英語が全然ダメな人でも大丈夫です。
Google Bardのチームは、Imagen 2の多言語対応に取り組んでいると発表しています。 今後、日本語や他の言語で画像を生成できるようになることが期待されます。
「Imagen 2」をChatGPTと比較してみた。
実際にクオリティにどれほど差があるのか同じ指示文で検証してみました。
まずはGoogle Bardの「Imagen 2」
Create an image of a cat on top of a fried egg
続いてChatGPT
正直クオリティでいえば変わらないですよね!?これが無料なのは強い・・・
まとめ
・Gemini(旧Google Bard)なら画像生成機能が無料で使える
・クオリティは正直ChatGPTとそんなに変わらない
・現在英語の指示でしか作成不可
Googleの画像生成AI「Imagen 2」は、自然言語で画像を生成したり、編集したりすることができる画像生成ツールです。 Imagen 2は、画像の品質や機能が向上したImagenの改良版として、2024年2月に日本でも使えるようになりました。 Imagen 2は、無料で簡単に使える画像生成ツールとして、創造性や表現力を高めることができます。
Imagen 2は、現在英語版のみ公開されていますが、今後多言語対応されることが期待されます。
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職務経験:ECマーチャンダイザー、WEBマーケティング、リードナーチャリング支援
所有資格:Google AI Essentials,HubSpot Inbound Certification,HubSpot Marketing Software Certification,HubSpot Inbound Sales Certification
▼書籍掲載実績
Chrome拡張×ChatGPTで作業効率化/工学社出版
保護者と教育者のための生成AI入門/工学社出版(【全国学校図書館協議会選定図書】)
突如、社内にて資料100件を毎月作ることとなり、何とかサボれないかとテクノロジー初心者が業務効率化にハマる。AIのスキルがない初心者レベルでもできる業務効率化やAIツールを紹介。中の人はSEO歴5年、HubSpot歴1年