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#Geminiで年賀状 の使い方!日本郵便が「年賀状をAIで生成」できるツールを発明!

画像生成

もう12月も後半。街がクリスマス一色に染まる中、心のどこかで「あぁ、年賀状まだ何もしてない……」と焦りを感じている方はいませんか?

「毎年同じようなデザインになってしまう」

「写真を選んでいるうちに時間が過ぎてしまう」

「そもそも、手書きのメッセージを考えるのが億劫」

そんな「年賀状あるある」な悩みを、今年はGoogleの最新AIが解決してくれるかもしれません。

2025年12月15日、日本郵便とGoogleがタッグを組んでリリースしたのが、「#Geminiで年賀状」です。

これは単なるテンプレート作成ツールではありません。Googleの生成AI「Gemini(ジェミニ)」が、あなたの思い出の写真を「現代風の浮世絵」や「懐かしのプリクラ風」、さらには「4コマ漫画」へと劇的にリメイクしてくれる、まさに魔法のようなツールなのです。

この記事では、話題の「#Geminiで年賀状」の仕組みから、実際にどんな画像が作れるのか、そして無料でどこまでできるのかを、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。2026年の幕開けは、AIと一緒に「世界に一つだけ」の一枚を作ってみませんか?

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AI監修者兼ライター
きょろ
AIツール専門家
資格証アイコン 所有資格:Google AI Essentials
AIツールレビュー数100以上。AIワークスタイルのオウンドメディア立ち上げ~AI関連の記事執筆を通じて、「実際に使ってみて、本当に良いAIツールを届ける」という信念のもと、AIで日本が盛り上がることを夢見るアラサー

Geminiで年賀状とは

「#Geminiで年賀状」は、日本郵便がGoogleの技術協力を得て提供する、生成AIを活用したWebブラウザ完結型の年賀状作成サービスです。

最大の特徴は、Googleが開発した最新の画像生成AIモデル「Nano Banana Pro(ナノ・バナナ・プロ)」を活用している点です。従来の年賀状アプリは「既存のフレームに写真をはめ込む」だけでしたが、このツールは違います。アップロードした写真をAIが解析し、選んだスタイルに合わせて画像をイチから描き直す(生成し直す)のです。

例えば、何気ない日常の写真をアップロードするだけで、AIが背景を書き換えたり、被写体のタッチを変えたりして、プロのイラストレーターが描いたようなアート作品に仕上げてくれます。

「年賀状じまい」という言葉も聞かれる昨今ですが、このツールは「これなら送ってみたい!」と思わせる、テクノロジーと遊び心が融合した新しい体験を提供しています。

Geminiで年賀状は無料?

結論から申し上げますと、「画像の生成」と「ダウンロード」は完全無料です。しかし、実際にハガキとして相手に届けるための「印刷・ハガキ代」は有料となります。

この料金体系を理解しておくと、賢く使い分けることができます。

【無料】できること

  1. AI画像の生成:何度でもやり直し可能。
  2. 画像の保存:生成された画像をスマホやPCにダウンロード。
  3. SNSでのシェア:LINEやInstagram、X(旧Twitter)で画像を送信。

つまり、「紙の年賀状は送らないけれど、LINEで新年の挨拶をする」というデジタル年賀状派の方にとっては、完全無料でハイクオリティな画像が作れる神ツールと言えます。

【有料】かかる費用

生成した画像を「紙の年賀状」として送る場合は、日本郵便の「郵便局のプリントサービス」を利用します。

項目料金の目安(税込)備考
印刷料金4,220円〜(10枚の場合)枚数や仕上げタイプ(写真貼り合わせ等)により変動
はがき代85円 × 枚数通常の年賀はがき代
決済手数料数百円支払い方法による

※価格は2025年12月時点のものです。

「まずは無料でいろいろなパターンを作って遊んでみる」という使い方ができるのが、このサービスの嬉しいポイントです。

Geminiで年賀状の仕組み

なぜ、普通の写真をアップロードするだけで、あんなにユニークな画像が出来上がるのでしょうか? ここでは、Googleの生成AI「Gemini」が裏側で行っている「マルチモーダル処理」の仕組みを、専門用語を使わずに解説します。

「Nano Banana Pro」の仕事

今回採用されているモデル「Nano Banana Pro」は、特に「画像の文脈理解」と「スタイル変換」に優れています。

  1. 画像の解析(Input)あなたがアップロードした写真を、AIが「これは猫が窓辺にいる写真だ」「これは家族が笑顔で並んでいる写真だ」と認識します。
  2. スタイルの適用(Prompting)ユーザーが選んだ「浮世絵風」や「4コマ漫画風」という指示(プロンプト)に基づき、AIが元の写真の構図を活かしつつ、全く新しい筆致で描き直します。
  3. 生成(Output)単なるフィルター加工ではなく、AIがピクセル単位で再構築するため、元の写真には写っていない「和風の背景」や「漫画の吹き出し」などが自然に追加されます。

従来のアプリとの決定的違い

  • 従来:写真を「切り抜いて」「貼る」作業。
  • Gemini:写真を「理解して」「描き直す」作業。

この違いにより、写真写りが多少悪くても、AIが良い感じに補正・デフォルメしてくれるため、写真選びのストレスが大幅に軽減されます。

Geminiで年賀状が使える期間

このサービスは期間限定の特設サイトとして公開されています。年末年始の特定の期間しか利用できないため、スケジュールには十分注意が必要です。

サービス公開期間

  • 開始:2025年12月15日(月) 11:00
  • 終了:2026年1月15日(木) ※予定

年が明けてからも1月中旬までは利用できますが、元日に年賀状を届けたい場合は、もっと早い段階での作成・注文が必要です。

元日に届けるためのタイムリミット(印刷注文の場合)

日本郵便のプリントサービスを利用して、元旦に確実に届けたい場合の一般的な目安は以下の通りです。

目的推奨期限
元旦到着(確実)12月25日(木)頃まで
年内投函12月27日(土)頃まで

AI生成自体は一瞬で終わりますが、そこから「印刷申し込み」→「工場での印刷」→「出荷」という物理的な工程が入るため、遅くとも12月25日までには注文を完了させておくことを強くおすすめします。

Geminiで年賀状を使ってみた

では、実際にどのような手順で作成するのか、ステップバイステップで解説します。直感的な操作なので、スマホ操作が苦手な方でも迷わず作成できます。

手順1:テンプレートの選択

特設サイトにアクセスし、「Google Geminiで画像を生成する」をタップ

・はじめるを押下します。ここで、文字を英語か日本語が選べます。

・利用規約が出てくるので、「同意」し次に進みます。

きょろ
きょろ

年賀状AIを使う際の注意点は以下の通りです。

⚠️ AI年賀状 利用上の注意
  • 画像のルールを守る
    他人の著作物、個人情報、不適切な内容を含む画像のアップロードは禁止されています。Google利用規約も遵守してください。
  • 商用利用はNG
    生成された画像は個人利用に限ります。ビジネス目的での販売や配布はできません。
  • データは学習されません
    画像は生成処理のため一時的に使用されるのみで、保存やAI学習、第三者への共有は行われません。
  • 利用は自己責任で
    ツールの利用開始をもって、上記規約および免責事項に同意したものとみなされます。

スタイルは9個×3パターンサイズで選択できます。

【選べる9つのスタイル】

  1. 和装デザイン:定番の正装スタイル。
  2. 浮世絵:葛飾北斎のようなタッチに変換。
  3. モノクロデザイン:シックでモダンな雰囲気。
  4. おせち:被写体が豪華なお重の一部に!?
  5. 雪景色:ロマンチックな冬の世界観。
  6. プリクラ:平成レトロな落書き加工風。
  7. 毛糸デザイン:温かみのあるニット風の質感。
  8. 4コマ漫画:写真をオチに使ったストーリー仕立て。
  9. ジョッキー:2026年の干支「午(うま)」に乗ったデザイン。

手順2:画像のアップロード

スマホやPCに入っている写真をアップロードします。

これをもとに、年賀状を作成してみます。

POINT
被写体がはっきり写っている写真を選びましょう。複数枚アップロードして、AIにコラージュさせることも可能です。

手順3:生成&編集

生成する前に文章なども決めることが可能です。

「生成する」ボタンを押すと、数秒〜数十秒でAIが画像を生成します。

顔は維持したままそれっぽくなります!

出来上がった画像に、「謹賀新年」などの賀詞や、一言メッセージテキストを追加・編集します。縦書き・横書きの調整もこの段階で行います。

手順4:注文またはダウンロード

完成したデザインが気に入れば、そのまま印刷注文へ進むか、画像データとして保存して終了です。

印刷する場合は「郵便局のプリントサービス」のサイトへ移動します。

「オリジナルデータ」で注文するメニューを選び、先ほど保存したAI画像をアップロードします。 ここで、「謹賀新年」などの文字入れやスタンプ装飾を行うことも可能です。

仕上がりイメージを確認し、枚数を入力して注文します。

  • 印刷料金:4,220円〜(1〜10枚の場合)
  • はがき代:1枚85円
COST
10枚注文時の料金目安
印刷料金 4,220円
はがき代(85円×10枚) 850円
合計 5,070円
※1枚あたり約507円(税込/送料別)

まとめ

2026年の年賀状作りは、苦行ではなく「エンターテインメント」に変わります。

「#Geminiで年賀状」は、Googleの最新AI技術を、誰もが無料で手軽に体験できる画期的なツールです。

特に、以下の3点において、これまでの年賀状作成とは一線を画しています。

  1. 創造性の拡張:自分では描けないイラストやデザインをAIが代行してくれる。
  2. 時間の短縮:テンプレート選びから生成まで、わずか数分で完了する。
  3. コミュニケーションのきっかけ:「これAIで作ったんだよ!」という会話が生まれる。

「年賀状、どうしようかな」と迷っているなら、まずはスマホで写真を1枚選んで、Geminiに投げてみてください。きっと、予想もしなかったユニークな一枚があなたを待っています。

今年の年末は、コタツに入ってAIと遊びながら、新しい新年の挨拶をデザインしてみてはいかがでしょうか。

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