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新しい検索体験「SGE」を早速使ってみた!設定方法や使い方を紹介!

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Googleが8月30日に発表した生成AIによる新しい検索体験「SGE」(Search Generative Experience)の日本語版を試してみました。
SGEは、自然言語の文章で検索できるほか、検索結果の概要を生成AIが独自に提示するという画期的な機能です。この記事では、SGEの特徴や使い方、注意点などについて解説します。

この記事はこんな人におすすめ
・SGEの設定方法がわからない
・SGEを使うとどんなメリットがあるのか気になる

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SGE(Search Generative Experience)とは?

SGE(Search Generative Experience)は、Google検索の新たな取り組みとして開発された機能で、生成AIを活用してユーザーの検索体験を向上させることを目指しています。生成AIとは、人工知能が自動的に文章や画像などを生成する技術のことで、近年注目されている分野です。

SGE(Search Generative Experience)では、生成AIがWeb上にある正確性の高い情報源をベースにして、ユーザーが入力した質問に対する回答の概要を生成して表示します。また、回答の基となったWebサイトも同時に表示し、詳しい情報は1クリックでアクセス可能です。

SGE(Search Generative Experience)は5月に米国で提供を開始した後、日本が2か国目となりました。現在は試験運用の段階であり、品質や安全性などに関しては改善の余地があるとGoogleは説明しています。

※Google 検索の新機能として生成 AI による検索体験 (SGE -Search Generative Experience) の日本語版の試験運用を開始

SGE(Search Generative Experience)が提供する「新しい検索体験」とは?

SGE(Search Generative Experience)が提供する「新しい検索体験」とは、従来のGoogle検索とは異なる次の3つの点にあります。

– 自然言語の文章で検索できる
– AIが回答の概要を生成して表示する
– フォローアップの質問ができる
 

自然言語の文章で検索できる

まず、自然言語の文章で検索できるという点ですが、これは人に尋ねるような自然な質問文を受け付けるということです。例えば、「人前でうまく話すコツ」と入力した場合、そのポイントを箇条書きで挙げてくれます。これは従来のGoogle検索では単語やキーワードを組み合わせて検索する必要があったことと比べて、直感的で簡単な方法です。

AIが回答の概要を生成して表示する

次に、AIが回答の概要を生成して表示するという点ですが、これはユーザーが効率的に必要な情報を得られるようにするためのものです。
例えば、「ロボット掃除機の選び方」といった商品やサービスの購入を検討する質問には、商品選びのポイントや注意点を提供します。また、生成された概要の右上にあるボタンを押すと表示が切り替わり、概要に書かれた内容がどのWebサイトからきているのか、情報の裏付けとなったWebサイトの確認が簡単にできるようになっています。

フォローアップの質問ができる

最後に、フォローアップの質問ができるという点ですが、これは検索結果の概要の下にある「追加で聞く」ボタンを押すと会話モードになり、人と会話するように質問を続けていけるということです。前の質問を引き継いでいるため新たに同じことを聞く手間も省けます。また、想定されるフォローアップの質問も表示されます。例えば最初に「残暑見舞いはいつまでに送る?」と聞いた場合、追加で聞くボタンの隣に「残暑見舞いのマナーは?」といった質問ボタンが並び、タップするだけで知りたい情報を深掘りできます。

きょろ
きょろ

実際に追加で質問が表示されているボタンを押下してみるとこんな感じで別のページに

移動されました。またすごいのが下部に「追加で聞く」という項目が表示されていることです。

これはWEBマーケティング従事者にとってはしっかりチェックしておく必要がありそうですね。

SGE(Search Generative Experience)の入れ方/導入方法

SGE(Search Generative Experience)を試してみるには、Search LabsにGoogleアカウントを登録するだけで、無料で使用できます。Search Labsは検索に関するアイデアや機能をいち早くテストするためのプラットフォームです。

SGE(Search Generative Experience)が使えるツールは、デスクトップのChromeブラウザと、スマートフォンのGoogleアプリ最新版(Android/iOS)です。8月30日から段階的に展開されますので、Googleによれば、Chromeブラウザでの提供がより迅速です。Googleアプリでは2~3日遅延する可能性があると言われています。

きょろ
きょろ

下記のボタンを踏む事ですぐに設定する事が可能です。

SGE(Search Generative Experience)の導入がうまくいかない場合

上記ボタンをクリックしても導入ができない場合は少しだけ手間ですが下記方法で導入が可能です。

ここではChromeブラウザを例にSGE(Search Generative Experience)の設定方法を紹介します。

①chromeブラウザを立ち上げる

②右上のビーカーアイコンを押下

③SGE(Search Generative Experience)を有効にする

④プライバシーポリシーへの同意をする

設定は以上です。

きょろ
きょろ

とっても簡単に設定できました。
SGE(Search Generative Experience)のUIUXが見ずらいと感じたら上記の流れにしたがって

設定をオフにすればそれで元に戻ります。

SGEの注意点 生成AIが自然に語る「嘘」は信じられやすい

SGE(Search Generative Experience)は生成AIが回答の概要を生成するという画期的な機能ですが、その反面、注意しなければならない点もあります。それは生成AIが事実に基づかない情報を生成する可能性があるということです。

生成AIやLLM(Large Language Model、大規模言語モデル)は、もっともらしい嘘や存在しない出来事・場所などを、実際のデータのように出力してしまうことがあります。これはハルシネーション(Hallucination)と呼ばれる現象で、生成AIやLLMの既知の課題です。

また、生成AIによる回答が自然であればあるほど、たとえハルシネーションであったとしても、ユーザーが情報を信じてしまう可能性があることが、Googleの実験でわかったといいます。

このためSGE(Search Generative Experience)日本語版では、「事実に基づいた、情報の正確性を重視した表現に重きを置いた」とGoogleは説明しています。しかし、「表現に硬さが残ることがあるかもしれない」とも言っており、「完璧ではない点」は留意すべきです。

安全でないトピックにはどう対応する?

SGE(Search Generative Experience)は生成AIが回答の概要を生成するという画期的な機能ですが、その反面、安全でないトピックに対してはどう対応するのでしょうか?安全でないトピックとは、例えば暴力的な内容や不適切な言葉、個人情報やプライバシーに関わる内容などです。

GoogleはSGE(Search Generative Experience)の開発にあたって、安全性や倫理性に関するガイドラインを策定し、生成AIのモデルや出力に対して厳しい評価を行ったと述べています。また、ユーザーからのフィードバックも重視し、問題が発生した場合は迅速に対処するとしています。

しかし、生成AIの技術はまだ発展途上であり、完全に安全でないトピックを排除することは難しいとも認めています。そのためSGE(Search Generative Experience)では、安全でないトピックに関する質問に対しては、「この質問には回答できません」というメッセージを表示することがあります。これはユーザーの利益や安全を守るための措置です。

SGE(Search Generative Experience)で広告はどう表示される?

SGE(Search Generative Experience)では、生成AIが回答の概要を生成するという画期的な機能ですが、広告はどう表示されるのでしょうか?
Google検索では、一般的に検索結果の上部や下部に広告が表示されますが、SGEではどうなるのでしょうか?

GoogleはSGE(Search Generative Experience)では広告表示があります
しかしながらこれはまだテスト段階です。SGE(Search Generative Experience)がまだ試験運用の段階であり、品質や安全性などに関しては改善の余地があると考えているからです。また、生成AIが回答の概要を生成する際に広告を含めることは不適切だと判断しています。

実際に「ダイニング」で検索した時に、SGE(Search Generative Experience)の広告表示されている検索結果ページを見てみましょう。

SGE機能がオン
きょろ
きょろ

これ、面白いことに検索結果の表示される順番がユーザーニーズに沿って変わる事です。

上記ではSGE → 広告 → 自然検索結果 の順番になっていますが広告 → SGE → 自然検索結果となる事もあります。

SGEを導入した検索結果は入れ替わる
きょろ
きょろ

間違いなく、SEOマーケターや広告運用担当者は今後SGE(Search Generative Experience)導入によるクリック率の変化に注目する必要があります。

まとめ

この記事では、Googleが発表した生成AIによる新しい検索体験「SGE」(Search Generative Experience)の日本語版を試してみました。SGEでは自然言語の文章で検索できるほか、生成AIが回答の概要を生成して表示します。また、フォローアップの質問もできます。

SGE(Search Generative Experience)は従来のGoogle検索とは異なる画期的な機能ですが、その反面、注意しなければならない点もあります。生成AIが事実に基づかない情報を生成する可能性や、安全でないトピックに対する対応方法などです。また、現在は試験運用の段階であり、品質や安全性などに関しては改善の余地があるとGoogleは説明しています。

SGE(Search Generative Experience)を試してみるには、Search LabsにGoogleアカウントを登録するだけで、無料で使用できます。Search Labsは検索に関するアイデアや機能をいち早くテストするためのプラットフォームです。SGEが使えるツールは、デスクトップのChromeブラウザと、スマートフォンのGoogleアプリ最新版(Android/iOS)です。

SGE(Search Generative Experience)はGoogle検索の新たな取り組みとして開発された機能で、生成AIを活用してユーザーの検索体験を向上させることを目指しています。SGE(Search Generative Experience)はまだ発展途上の技術ですが、今後もさらに進化していくことでしょう。ぜひSGE(Search Generative Experience)を使ってみて、新しい検索体験を楽しんでください。

参考元URL

(1) Google検索の生成AI機能「SGE」、日本語版提供開始. https://www.msn.com/ja-jp/news/other/google検索の生成ai機能-sge-日本語版提供開始/ar-AA1fXxgJ.
(2) グーグル、日本語版 生成AI検索「SGE」をSearch Labsで試験運用開始. https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E7%89%88-%E7%94%9F%E6%88%90ai%E6%A4%9C%E7%B4%A2-sge-%E3%82%92search-labs%E3%81%A7%E8%A9%A6%E9%A8%93%E9%81%8B%E7%94%A8%E9%96%8B%E5%A7%8B/ar-AA1fXGs4.
(3) グーグル「SGE」、生成AI搭載の新検索サービス…日本で試験導入. https://www.msn.com/ja-jp/news/other/グーグル-生成ai搭載の新検索サービス-sge-を日本で試験導入-検索結果の概要を回答/ar-AA1fXz7F.
(4) Google、生成AIによる新しい検索体験「SGE」日本語版を8月30 …. https://news.mynavi.jp/article/20230830-2760824/.
(5) Google | Try SGE, a new way to search with generative AI. https://labs.google/sge.

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