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【精度爆上げ】ChatGPTのメモリー(memory)機能の使い方【記憶】

ChatGPT

ChatGPTは、チャットを通じてユーザーが入力した情報を一時的に記憶することができますが、これまでは「新しいチャット」を始めた場合、そのチャットでは以前のチャットの記憶は引き継がれずに新たなやりとりが始まっていました。しかし、2024年2月13日に発表されたメモリー(memory)機能の強化により、新しいチャットを始めた場合でも以前のチャットの記憶が引き継がれるようになりました。

きょろ
きょろ

いつもChatGPTが学習しているルームを探したり、、、探せても結局記憶喪失になっていたりで非効率な経験をしたことはありませんか?その問題を解決するのがこの「メモリー機能」です。

この記事では、ChatGPTのメモリー(memory)について、その仕組みや使い方、メリットなどを詳しく解説します。ChatGPTのメモリー(memory)を使えば、よりスムーズで効率的なチャットが可能になります。ぜひ参考にしてください。

※結論まだこの機能は展開されておりません。今の内にメモリー(memory)の使い方をマスターして業務効率化につなげていきましょう。

ChatGPTとは?使い方や始め方、メリットデメリットまで徹底解説

この記事はこんな人におすすめ

・ChatGPTのメモリー(memory)がどこにあるのか知りたい
・ChatGPTのメモリー(memory)のメリットを知りたい
・メモリー(memory)の使い方を知りたい

ChatGPTのメモリー(memory)とは?特徴を解説

メモリー(memory)とは、ChatGPTがチャットを通じてユーザーとのやりとりから学んだ情報を記憶し、回答の内容に反映させる機能のことです。メモリー(memory)は、ユーザーの好みや属性、関心事などの詳細を覚えることで、より関連性の高い回答を提供できます。特徴は下記の通りです。

全チャット履歴の記憶
ユーザーによるメモリー(memory)の制御
会話の継続性

ChatGPTのメモリー(memory)に関する特徴を自身の視点から整理してみました
以下がその特徴です。

  1. 全チャット履歴の記憶: ChatGPTは、以前の会話内容を記憶し、それに基づいて応答を行うことができます。これにより、情報の繰り返しを避け、よりスムーズな会話が可能になります。
  2. ユーザーによるメモリー(memory)の制御: ユーザーは、ChatGPTに特定の内容を思い出させたり、忘れさせたりするよう指示することができます。また、メモリー機能を完全にオフにすることも可能です。
  3. 会話の継続性: メモリー(memory)により、ChatGPTは過去の会話の文脈を理解し、継続的な対話を提供することができます。

メモリー(memory)は、ユーザーが明示的に指示することで特定の内容を記憶させることもできますし、自動で詳細を拾うこともできます。メモリー(memory)は、使用すればするほど向上し、時間の経過とともに改善されていきます。

メモリー(memory)機能でできること

メモリー(memory)機能でできることは下記の通りです。

チャット内容の記憶
アカウントとの連携
自動更新機能
メモリーの確認

1.チャット内容の記憶: ChatGPTは、ユーザーが入力した内容と自身の返答をメモリー(memory)として記憶します。これにより、過去の対話に基づいた応答が可能になります。

2.アカウントとの連携: メモリー(memory)はユーザーのアカウントに紐づいており、異なるデバイスやブラウザを使用しても、メモリー情報は引き継がれます。

3.自動更新機能: チャットの内容に応じてメモリー(memory)は自動的に更新されます。例えば、「私はベジタリアンです」という入力に基づき、将来的なレシピ提案時にこの情報を活用します。

4.メモリー(memory)の確認: ユーザーは、「あなたは何を覚えていますか?」と尋ねることで、ChatGPTが記憶している情報を確認できます。

5.情報の削除指示: ユーザーは、特定の情報を忘れさせるようChatGPTに指示することが可能です。これにより、メモリー(memory)から特定の情報を削除することができます。

メモリー(memory)機能のメリット

Enterprise(エンタープライズ)およびTeam(チーム)ユーザーの場合、ChatGPTのメモリー(memory)機能を仕事に活用することで、作業の効率化と質の向上が期待できます。以下に、その具体的な利点を紹介します。

個人化されたスタイルの記憶
コーディング作業の効率化
ビジネスレビューのカスタマイズ
組織データの管理
・メモリー(memory)の利用制御

  1. 個人化されたスタイルの記憶
    ChatGPTは、ユーザーの文体や声、書式設定の好みを学習し、これらをブログ投稿の下書きなどの作業に自動的に適用します。これにより、毎回設定を繰り返す手間が省けます。
  2. コーディング作業の効率化
    プログラミング言語やフレームワークの設定をChatGPTに指示すると、これらの情報は後続のタスクで記憶され、再利用されます。その結果、コーディングプロセスが効率的になります。
  3. ビジネスレビューのカスタマイズ
    月次ビジネスレビューで、特定のデータをChatGPTにアップロードすると、好みの形式でグラフを作成することができます。例えば、各グラフに3つの要点を含めるなどの設定が可能です。
  4. 組織データの管理
    ChatGPTは、組織のデータや情報を適切に管理し、モデルトレーニングからは除外します。これにより、データのセキュリティとプライバシーが保たれます。
  5. メモリー(memory)の利用制御
    ユーザーは、チャットでのメモリーの使用方法を自由に制御できます。また、Enterpriseアカウントの所有者は、組織のメモリー(memory)機能をいつでもオフにすることが可能です。
きょろ
きょろ

コーディングなどはかなり便利になる予感・・・毎回条件を教えさせて作ってもらっていたものがもう、要らなくなるのは助かる・・・。
チャットがどこかに消えてしまった時なども条件式を教え込ませればかなり便利ですね。
職場内のAGIが捗ります。

EnterpriseおよびTeamユーザーにとって、ChatGPTのメモリー機能は作業をより効率的かつ洞察に富んだものに変える強力なツールです。これにより、日々の業務がよりスムーズで生産的になることが期待されます。

ChatGPTメモリー(memory)機能の活用例

OpenAIのChatGPTは、メモリー(memory)機能を通じて、日々の会話や活動をより効率的かつパーソナライズされたものに変える力を持っています。

  1. 会議メモのパーソナライズ
    あなたが特定のフォーマットで会議メモを好むことをChatGPTに一度伝えれば、以後はそのフォーマットに従ってメモを作成します。例えば、見出し、箇条書き、アクション項目を下部にまとめた形式を好むと伝えると、ChatGPTはそれに基づいて会議の要約を行います。
  2. ビジネス活動のサポート
    近所のコーヒーショップを経営していることをChatGPTに伝えると、新しい場所のオープニングに関するソーシャルメディア投稿のアイデアを提案する際に役立ちます。ChatGPTはあなたのビジネスの背景を理解し、適切なメッセージングを提供します。
  3. 個人的な趣味への対応
    あなたの幼い子どもがクラゲが大好きだとChatGPTに伝えれば、例えば、誕生日カードを作る際には、パーティーハットをかぶったクラゲをモチーフにしたデザインを提案することができま
  4. 教育活動への応用
    25人の生徒を持つ幼稚園の教師として、50分のレッスンとフォローアップアクティビティを好むことをChatGPTに伝えると、授業計画の作成において、これらの好みを踏まえた提案を行います。

ChatGPTのメモリー(memory)機能は、使用するほどに向上し、時間が経つにつれてその効果を実感することができます。

ChatGPTのメモリー(memory)機能の使い方

メモリー(memory)機能のオン/オフ切替

一時的にメモリー(memory)機能をオフにするオプションも用意されています。これにより、ユーザーは自分のニーズに合わせてChatGPTを最大限に活用することができます。

setting<<パーソナライゼーション<<Memoryをオフにします。

OpenAIより引用

下記のように「パーソナライゼーション」を押下し、緑色のボタンをオフにすればいいだけです。

メモリー(memory)は、設定でオン・オフを切り替えることができます。メモリー(memory)がオンになっている場合は、チャットでのやりとりが記憶されて別のチャットにも反映されます。メモリー(memory)がオフになっている場合は、メモリー(memory)を作成したり使用したりすることはできません。

特定のメモリー(memory)の削除

ChatGPTに忘れてほしい内容がある場合、それを直接伝えることでメモリー(memory)から削除できます。また、「設定」の「個人用設定」から「メモリの管理」に進むと、特定のメモリー(memory)を表示および削除することができます。ここで全てのメモリー(memory)をクリアすることも可能です。

setting<<パーソナライゼーション<<Manage<<記憶させていた指示文の削除

OpenAIより引用

メモリー(memory)は、設定でオン・オフを切り替えることができます。メモリー(memory)がオンになっている場合は、チャットでのやりとりが記憶されて別のチャットにも反映されます。メモリー(memory)がオフになっている場合は、メモリー(memory)を作成したり使用したりすることはできません。

メモリー(memory)機能はいつから使える?

メモリー(memory)機能は近日中(現在2024年2月17日)に広く普及していくとのことです。

おそらく2024年2月中にはすべてのユーザーが使えているのではないかと推測します。

メモリー(memory)機能が使えるのは有償ユーザーのみ?

これが何と今回のこの機能は無償と有償ユーザーそれぞれが使えるとOpenAIより発表がありました。

以下は公式からの発表文です。おそらく無料ユーザーについては機能制限はあるかもしれません。

We are rolling out to a small portion of ChatGPT free and Plus users this week to learn how useful it is. We will share plans for broader roll out soon. 

メモリー(memory)機能の注意点

メモリー(memory)とチャットはリンクしていない

メモリー(memory)は、チャット履歴とは別に保持されます。これは、チャットが終了・削除したとしても、その会話中に作成されたメモリー(memory)を別のチャット内のやりとりで引き続き使用できることを意味します。

うっかりメモリー(memory)を消し忘れたという事がないようにしなくてはなりません。
もちろん、いつでもモデルにメモリー(memory)を忘れさせることができますし、設定でメモリー(memory)を削除することもできます。

データの使用はコントロールできるのでご安心を

気になるのがこういったメモリー(memory)の学習やオプトアウト設定だと思います。

結論コントロールできるので安心です。

きょろ
きょろ

ChatGPTのセキュリティについては下記記事をご覧ください。

ChatGPTのセキュリティ対策|安心して利用するためのポイント

ChatGPTチームは、提供されたメモリー(memory)やコンテンツを使って全体のモデルを改善することがあります。ユーザーは、必要に応じて「データコントロール」を通じてこの機能をオフにすることができます。ChatGPT Teamプランやエンタープライズの顧客からのコンテンツはモデルトレーニングには使用しません。モデルをトレーニングする方法やユーザーの選択肢についての詳細は、ヘルプセンターで確認できます。

ChatGPT Teamプランの詳細は下記から

【ChatGPT Team Plan】のメリット~使い方!法人向けの高性能なGPT-4プランを徹底解説

完全にメモリー(memory)機能対象外のチャットルームも作ることが可能

下記のようにGPT-3,4を選択する時のノリと同じく、メモリー機能がオフになったルームを選択することも可能です。

OpenAIより引用

ChatGPTのメモリー(memory)機能に関するFAQ

メモリー(memory)機能を有効または無効にする方法は?

メモリー(memory)はデフォルトでオンになっています。設定の「個人用設定」セクションで「メモリ」設定を切り替えることで、いつでもオンまたはオフにできます。

メモリー(memory)をオフにしてもメモリー(memory)は削除されますか?

メモリー(memory)をオフにしても、既存のメモリーは削除されません。チャットを削除しても、そのチャットからのメモリー(memory)は消去されません。メモリー(memory)は会話を通じて、または「管理」オプションを使用して削除できます。

ChatGPTにあえて何かを忘れさせることはできますか?

メモリー(memory)がオンの場合、ChatGPTに直接忘れるよう要求することができます。「ChatGPTメモリのクリア」を選択すると、すべてのメモリー(memory)を一度に削除できます。アカウントを削除すると、すべてのメモリー(memory)も削除されます。

GPTsではメモリー(memory)はどのように機能しますか?

GPTs用のメモリー(memory)は、エンドユーザーが メモリー(memory)が実装されたGPTs を使用するには、メモリをオンにする必要があります。 ChatGPT と GPT はそれぞれ、ユーザーとのやり取りに基づいて独自の固有の記憶を持っていることに注意してください。 GPT と他の GPT または ChatGPT の間ではメモリは共有されません。 GPT に関するチャットなどの記憶は、GPT ビルダーとは共有されません。

メモリー(memory)はカスタム指示と異なりますか?

はい、異なります。カスタム指示を使用すると、あなたについての情報や応答の好みに関する直接のガイダンスをChatGPTに提供できます。一方、メモリー(memory)は会話を通じて共有された情報を記憶します。

メモリー(memory)は機密情報を覚えますか?

プライバシーと安全性に関する追加の考慮事項が含まれています。ChatGPTは、明示的に要求されない限り機密情報を積極的に記憶しないように設計されています。

記憶はどのくらいの期間保持されますか?

特に期間はないです。記憶はチャット履歴とは別に保存されます。チャットが終了した後でも、その会話中に作成された記憶を今後のやり取りに引き続き使用できます。

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