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【ChatGPT Team Plan】とは?メリット~使い方!法人向けに登録・移行方法までを徹底解説

ChatGPT
OpenAIより引用

ChatGPTは、人工知能(AI)技術の最先端であるGPT-4を使って、さまざまなコンテンツや会話を生成できるサービスです。ChatGPTには、個人や法人のニーズに応じて、無料版、Plus、Team、Enterpriseの4つのプランが用意されています。

今回は、法人向けのプランの中でも、特に高性能でコスパの高い「ChatGPT Team Plan」について、詳しくご紹介します。ChatGPT Team Planは、GPT-4への高速アクセスや豊富なツールの利用、ビジネスデータの保護、チームワークの促進など、多くのメリットがあります。また、ChatGPT Team Planの料金や使い方、ほかのプランとの比較、法人利用のメリットなども解説します。

ChatGPTとは何か?おさらいしたい方はこちら

この記事はこんな人におすすめ

・ChatGPTをコスパよく企業内に取り入れたいと考えている情シスの方
・ChatGPTを導入したいけどセキュリティ面で今も不安がある方

ChatGPT Team Planとは

ChatGPT Team Planとは、法人向けに提供されるChatGPTのプランのひとつです。


日本時間の1月11日早朝、ビジネス向けの新しいオプションとして「Team Plan」がChatGPTに追加されました。詳細は公式発表をご覧ください。

ChatGPT Team Planは、企業やチームに特化した設計で、共同作業をスムーズに進め、ChatGPTの機能をフルに活用するためのプランです。このプランは、チームメンバーが協力しやすい共有ワークスペースを提供し、各ビジネスの要件に合わせたカスタマイズ機能を備えています。

ChatGPT Team Planでは、以下のような特徴や機能があります。

・データ保護・プライバシー対策
・利用上限数の緩和
・ユーザー管理機能
・GPTsの社内のみでの共有が可能

GPT-4に速やかにアクセスし、豊富なツール群を広範な利用制限の下で使えます。ビジネス情報と通信内容はAIの学習材料として使用されません。専用の共同作業エリアと管理用ダッシュボードが提供され、チームはカスタマイズされたGPTを作成し共有できます。また、新機能への先行アクセスも可能です。

きょろ
きょろ

セキュリティはしっかり守られますし、新機能を誰よりも最速で使う事ができるという素晴らしいプランなんです!

これらの特徴や機能によって、ChatGPT Team Planは、法人のビジネスにおいて、高いパフォーマンスと安全性を提供します。次のセクションでは、それぞれの特徴や機能について、詳しく見ていきましょう。

データ保護・プライバシー対策

なんといってもChatGPT導入に伴い、企業が喜ぶことはこれでしょう。

ChatGPT Team Planでは、ビジネスデータや会話内容はトレーニングに利用されません。トレーニングとは、人工知能が学習するためにデータを利用することです。

ChatGPTでは、一般的な会話データはトレーニングに利用されますが、法人向けのプランでは、そのようなことはありません。これは、ビジネスデータや会話内容には、機密性の高い情報や個人情報が含まれる可能性があるためです。ChatGPT Team Planでは、ビジネスデータや会話内容は、ChatGPTのサーバーに暗号化されて保存されます。また、ChatGPTのスタッフや第三者には、一切アクセスできません。これにより、情報漏洩のリスクを低減できます。

きょろ
きょろ

ChatGPT Team Planが本当にすごい良いのがこのトレーニングに利用されない状態がすでに設定されているという事。
通常のChatGPT Plusはアカウントごとに「トレーニングをしないように申請を出して、数週間待つ」という行動が発生するですがこれはかなり楽

ChatGPTの情報漏洩を防ぐオプトアウト申請とは

利用上限数の緩和

ChatGPT Team Planでは、ChatGPTが提供するさまざまなツールを緩い利用制限で使用できます。例えば、以下のようなツールがあります。

ChatGPT Playground:チャットボットと自由に会話できるツールです。チャットボットの性格や話題を設定できます。また、チャットボットの応答を評価したり、フィードバックを送ったりできます。

ChatGPT Builder:チャットボットの機能やデザインをカスタマイズできるツールです。チャットボットの名前やアイコン、色などを変更できます。また、チャットボットに音声や画像、動画などのメディアを追加できます。

DALL-E 3: 高度な画像生成機能で、様々な指示に基づいて新しい画像を創出します。

GPT-4V: 画像認識能力を組み合わせたGPT-4を利用し、視覚情報を理解し反応します。

Brows with Bing: インターネット上の最新情報を取得し、外部のデータを参照して答えることができます。

Advanced Data Analysis: 提供されたファイルを分析し、グラフ作成などのデータ可視化を行います。

ChatGPT Plusではこれらの機能が制限されていますが、Team Planでは、これらのツールを緩く利用できます。具体的な回数制限は言及されていませんがこれらの機能が制限緩く全社員が使えるようになるという事は非常に効率化に繋がるはずです。

ユーザー管理機能

情シスが喉から手が出るほど欲していたのがこの機能かと思います。
Teamプランでは下記のように権限付与ができます。

ChatGPT Teamプランでは、メンバー・管理者・オーナーの3つの権限が用意されています。

操作メンバー管理者オーナー
メンバーを招待
メンバーを削除×
課金を管理××
ワークスペースの設定を変更××

GPTsの社内のみでの共有が可能

チーム内でのGPTs共有可能になったのが大きなメリットです。この機能により、企業は自社の業務に合わせて特化したGPTsを開発し、外部の利用者からのアクセスを防ぐことができます。以前は公開されたGPTsがURLを知る人なら誰でもアクセスできる状態でしたが、アクセス制御を若干柔軟に行うことができるようになりました。

GPTsとは何かについてはこちらの記事をご覧ください。

ChatGPT Team Planの料金や機能を他Planと徹底比較

ChatGPT Team Planの料金は、以下のようになっています。

ChatGPT FreeChatGPT PlusChatGPT TeamChatGPT Enterprise
対象ユーザー個人個人小規模チーム大企業
月額料金無料$20年間契約で1ユーザーあたり$25、月間契約で$30非公開(2023年時点で1ユーザーあたり$50程度)

通常使っているChatGPT Plusよりも5$~10$ほど変わってくるので「Team」プランの契約を検討している方は1か月は1ユーザーのみお試しで利用してみて2か月目以降は一度解約した上で「Team」プランに切り替えがよいでしょう。

ChatGPT Team Planのメリット

ChatGPT Team Planの主なメリットは以下の通りです

1.ビジネスの効率化
2.データ漏洩のリスク低減
3.コストパフォーマンスが良い

ChatGPT Team Planは、ビジネスと組織のために特化された機能を提供し、多くのメリットをもたらします。このプランには、特定のビジネスニーズに合わせてカスタマイズ可能なChatGPTモデルを作成・共有する機能が含まれており、これにより企業はチームに適切なツールを提供し、作業効率を向上させることができます。さらに、タスク共有やプロジェクト管理がスムーズになるため、チーム全体の効率化が期待できます

  1. ビジネスの効率化:
    • タスク共有やプロジェクト管理がスムーズになり、作業効率が向上します。
    • カスタマイズされたGPTの作成と共有機能により、企業独自のニーズに合わせたAIツールを活用可能。
  2. データ漏洩のリスク低減:
    • 会話データがトレーニングデータとして使用されないようセキュリティ措置が施されており、情報漏洩リスクが減少。
  3. コストパフォーマンスが良い:
    • 1ユーザーあたり月額25ドルの年間契約または30ドルの月額契約が可能で、特に小規模ビジネスに適した価格設定。
    • ChatGPT Enterpriseと比較して、コスト効率が高い。
    • 支払いも一括で対応可能

実際にChatGPT Team Planのメリットを他Planと比べてみました。

特徴ChatGPT FreeChatGPT PlusChatGPT TeamChatGPT Enterprise
対象ユーザー個人個人小規模チーム大企業
GPTモデル基本バージョンGPT-4GPT-4GPT-4
データ保護・プライバシー標準標準強化されたデータ保護強化されたデータ保護
利用制限あり拡張されたメッセージ上限拡張されたメッセージ上限、時間制限の緩和制限なし
管理機能なしなし管理コンソール、チーム管理管理コンソール、チーム管理、SSO、優先サポート
カスタマイズ機能なしカスタムGPTの作成と共有カスタムGPTの作成と共有(社内共有も有)カスタマイズされたソリューションへのAPIクレジット
その他の特徴基本機能優先アクセス、新機能への早期アクセス高速GPT-4アクセス、高度なデータ分析、カスタマイズ可能なワークスペース128K GPT-4 Turboコンテキストウィンドウ、分析ダッシュボード

料金に関して、ChatGPT Team Planは1ユーザーあたり月額25ドルの年間契約または30ドルの月額契約が可能で、特に小規模ビジネスにとって手頃なオプションとされています。一方で、ChatGPT Enterpriseは料金体系が不透明であり、企業規模によって価格が変動するため、予算計画が立てにくいことがあります。

この点で、Team Planはコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう​。

ChatGPT Team Planのセキュリティ面では、これまでのAI生成ツールの使用において問題となっていたデータ漏洩のリスクを大幅に減少させています。プランでは、会話データがトレーニングデータとして使用されないようセキュリティ措置が施されており、これにより、無料版やPlus版に比べて安心して利用できます​。

このように、ChatGPT Team Planは、ビジネスのニーズに応じたカスタマイズ性、コスト効率、セキュリティの強化という、企業がAIを活用する上で重要な要素を幅広くカバーしています​。

ChatGPT Team Planへの登録方法・使い方

ChatGPT Team Planに登録する

ChatGPT Team Planに登録するには、以下の手順を踏みます。

・ChatGPTの公式サイトにアクセス
・右上の「ログイン」ボタンをクリック
・ログイン画面で、メールアドレスとパスワードを入力
・ダッシュボード画面で、左下の「Upgrade plan」ボタンをクリック
・プランの変更画面で、ChatGPT Team Planを選択
・ワークスペースの名前を記入
・Flexible (月次) か Annual (年間)かを選択
・購入完了画面で、ChatGPT Team Planの登録が完了

きょろ
きょろ

アカウント登録までの詳細は下記記事をご覧ください。

・ダッシュボード画面で、左下の「Upgrade plan」ボタンをクリック

・プランの変更画面で、ChatGPT Team Planを選択

「Upgrade to Team」を選択

・ワークスペースの名前を記入

画像に記載の通り名前は後からでも変えられるので、会社名などにしておきましょう。
記入したら緑色のボタンを押下

・Flexible (月次) か Annual (年間)かを選択
どちらかを決めたら、緑色のボタンを押下します。

・購入完了画面で、ChatGPT Team Planの登録が完了したことを確認します。

「申し込む」を押下したら登録は以上です。

登録後は、次にチームのメンバーを招待しましょう。メールで招待する方法や、CSVファイルを使って一度にたくさんの人を招待する方法があります。使いやすい方法を選んで、チームメンバーを追加してください。

それが済んだら、「Continue to ChatGPT」ボタンをクリックして設定を完了します。

これでワークスペースが使えるようになりますので、チームでの情報共有や仕事の進行管理に活用してください。

ChatGPT PlusからTeamプランへの移行方法

すでにChatGPT Plusを使っていて、ChatGPT Teamプランへの移行を検討されている企業様は
多いのではないでしょうか。ChatGPT PlusからChatGPT Teamプランへの移行時には注意点を理解する必要があります。

実際に著者がChatGPT PlusからTeamプランへの移行を実践してみましたのでこの記事を見ながら移行を慎重に進めていってください。

前提としてChatGPT Plusから引き継げるデータは下記の通りです。

・GPTs
・チャット履歴

移行する際の注意点です。

・Teamプランへの登録後、以前のChatGPT Plusのデータを新しいアカウントに移行する必要があります。
・Teamプラン用のアカウントは、以前のアカウントとは別に新しく作成されるため、データの移行作業が必須です。
・移行作業を行わないと、ChatGPT Plusのアカウントにも引き続き費用が発生し、二重課金のリスクがあります。

①招待メールがTeamプランに登録した代表者から届きますのでJoin workspaceを押下します。

②Okay letsgo を押下します。

※次に選択項目が出てきますが「Skip」で大丈夫です。

Team Planに初めて入る人は基本的にはここまででOKです!

ChatGPT Teamワークスペースで個人ワークスペースのデータを統合する方法

※ChatGPT Plusに登録している場合はデータを移行しないと重複課金が発生します。

移行作業が終われば勝手にChatGPT側が解約処理→返金明細の発行をしてくれますので問題ないです。

1. ワークスペース設定を開く

ChatGPT Teamワークスペースにログインし、右上のプロフィール画像をクリックします。メニューから「Settings」を選択します。

2. データ統合を行う

設定画面左側にあるメニューから「Data Controls」を選択します。「Merge data from your personal workspace」というボタンを見つけ、クリックします。

3. データの選択と統合

統合したい個人ワークスペースを選択します。複数のワークスペースを統合することも可能です。選択後、「Merge」ボタンをクリックして、データの統合を実行します。

統合完了

データの統合が完了すると、個人ワークスペースにあったデータがChatGPT Teamワークスペースに反映されます。これで移行が完了です!

補足

  • データ統合は一度実行すると元に戻せません。統合前に必ずバックアップを取ることを推奨します。
  • 個人ワークスペースにあるすべてのデータが統合されます。特定のデータのみを統合したい場合は、事前に手動で選別する必要があります。

アドレスを変更してしまった場合の対処法

ChatGPTを使っている方はご存知だと思いますがメールアドレスの変更ができません。

そんな時、PlusからTeamプランへはどのように移行できるのかご存知でしょうか。対応としては下記の通りです。

・OpenAIのTeamにアドレスを追加
・招待メールを受け取ったらアクセプト
・新しいパスワードを設定しログイン
・再度招待メールへログイン

順番に見ていきましょう。

・OpenAIのTeamにアドレスを追加

実はOpenAIそのものへログインができます。下記URLを押下してください。

OpenAIへのログインはこちら

ログインがでいたら下記のような画面になります。

「Team」を押下します。

「invite members」を押下します。

Team Planへ登録するアドレスを入力し、Roleをオーナーに設定、最後に「Invite」を押下します。

招待メールが届きますので「Accept invite」を押下します。

このようにアカウントが追加されていたらOKです

・新しいパスワードを設定しログイン

アカウントにログインしなおします。

ログインはこちらから

※この時パスワードの入力は新しく設定をしてください。

・再度招待メールへログイン

再度Team Planの招待メールへログインすると ポップアップが表示されていますので確認しましょう。

「Okay lets go」を押下したら登録は完了です。

メアドを変更した場合、過去のデータは引き継げない?

はい、結論としては引き継げません。ですのでチャット履歴はあきらめてもらい、
GPTsは作成に必要とした素材はプロンプトをすべてバックアップを取り、作り直しましょう。

きょろ
きょろ

更に、ChatGPT Plusの登録者はしっかり解約も行いましょう。
解約方法については下記記事を御覧ください。

ChatGPTの解約方法

ChatGPT Team Planで自社業務を効率化しよう!

この記事では、ChatGPT Team Planについて、その特徴や料金、使い方などを詳しく解説しました。ChatGPT Team Planは、法人向けに提供されるChatGPTのプランのひとつです。ChatGPT Team Planでは、チームでチャットボットの開発や運用を効率的に行える機能や、自分の目的に合わせてGPT-4の学習データやパラメータを調整できる機能など、他のプランにはない機能やメリットがあります。

ChatGPT Team Planを法人利用すると、ビジネス利用で作業効率が上がったり、情報漏洩のリスクが少なくなったり、コストを抑えられたりするメリットがあります。ChatGPT Team Planで、自社業務を効率化しましょう!

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