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【完全版】GPTs(GPT Builder)とは?使い方を徹底解説!おすすめの活用事例~注意点も。

ChatGPT
YoutubeOpenAI DevDayより引用

ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理のモデルです。ChatGPTは、テキストや音声、画像などを入力として受け取り、それに応じたテキストや音声、画像などを出力として返すことができます。ChatGPTは、さまざまなタスクや応答が可能なAIです。

しかし、ChatGPTは、汎用的なモデルであるため、特定の目的に合わせてカスタマイズすることが難しいという問題がありました。そこで、OpenAIは、ChatGPTを目的に合わせてカスタマイズできる新しいサービス「GPTs」を2023年11月7日(日本時間)発表しました。

ChatGPTの新機能や発表のまとめは下記から↓

新機能GPTsなど!OpenAI DevDayとは? 2023年11月7日レポート総まとめ

今回のChatGPTの盛り上がりにより、ChatGPTを一から理解したい人はこちらの記事をご覧ください。

【2023年11月最新情報】ChatGPTとは?初心者完全マニュアル入門

GPTsとは、ChatGPTをベースにして、自分のニーズに合わせてカスタマイズできるサービスです。GPTsを使えば、ChatGPTがさまざまなタスクを実行するAI代理店として利用できます。GPTsは、プログラミングの知識がなくても、簡単に自分だけのChatGPTを開発できます。また、開発したGPTsをほかの人と共有したり、GPTストアで販売したりすることもできます。

2024年1月第2週にオープンが決まったGPT Store(ストア)についての詳細は下記から!

 【収益化可能】GPT Store(ストア)とは?使い方~いつからオープンかまで徹底解説

この記事では、GPTsの概要と基本的な使い方、およびGPTsの活用事例を紹介します。GPTsを使って、業務を効率化させたり、創造性を発揮したりしましょう。

この記事はこんな人におすすめ

・OpenAI DevDayで発表されたGPTsの新機能の導入方法~使い方が知りたい
・GPTsでできることメリットが知りたい
・GPTsを販売できるって聞いたけどどういうことか知りたい

きょろ
きょろ

おすすめのGPTsが知りたい!使いたい!という人は下記記事をご覧ください。

実際に試した筆者推薦!ジャンル別おすすめのGPTs(GPT Builder)10選、どれが使えるの?

ChatGPTの新機能「GPTs」とは?

GPTsとは、OpenAIが開発したChatGPTをノーコードでカスタマイズできるサービスです。ChatGPTは、自然言語処理の最先端技術であるGPT-4を使って、様々なタスクをこなすことができるAIです。GPT-4は、インターネット上の膨大なテキストデータから学習した知識をもとに、自然言語の理解や生成を行うことができます。

GPT-4は、テキストだけでなく、画像や音声などのマルチメディアにも対応しています。GPT-4は、APIとして提供されており、開発者は自分のアプリケーションに組み込むことができます。しかし、GPT-4を使うには、ある程度のコーディングスキルや知識が必要です。

また、GPT-4は汎用的なAIであるため、特定の目的やニーズに合わせて調整することが難しい場合があります。そこで、GPTsが登場しました。GPTsは、ChatGPTをノーコードでカスタマイズできるツールです。

ChatGPTは、GPT-4を使って、自然言語での対話を行うことができるAIです。ChatGPTは、様々なプロンプトに応じて、テキストや画像や音声などの出力を生成することができます。例えば、料理のレシピを教えてくれたり、翻訳を行ったり、画像を作成したりすることができます。GPTsでは、ChatGPTに自分の知識やスキルを学習させたり、他の人と共有したりすることができます。

GPTsは、Webブラウザ上で動作するため、インストールやセットアップなどの手間がありません。GPTsは、OpenAIの有料プランであるPlusやEnterpriseのユーザーに提供されています。

GPTsは、OpenAIが2023年11月6日に開催した開発者向けのイベント「OpenAI DevDay」で発表されました。

現在、ChatGPT PlusとChatGPT Enterpriseの一部のユーザーによるテスト運用が行われており、CanvaやZapierなどのサンプルGPTsが利用可能となっています。GPTsは、2023年11月末にGPTストアで一般公開される予定です。GPTsの特徴は、以下のとおりです。

・ChatGPTを目的に合わせて自分だけのChatGPTが作れる
・ChatGPTがさまざまなタスクを実行するAI代理店として利用できる
・GPTストアで販売できる、買える
・プログラミングの知識がなくても簡単に開発できる
・開発したカスタムChatGPTツールを他人と共有できる

きょろ
きょろ

上記動画を見てもらえばわかりますが、今後は「ダイエットGPT」や「犬役GPT」などなど
利便性からエンタメ性のGPTsが多数登場してシェアされていくのが想像できます。

GPTsは、ChatGPTの可能性を広げるサービスです。GPTsは、さまざまな分野で活用されることが期待されています。

GPTsを使うべき3つのメリット

GPTsは、新しい機能を備えたツールであり、そのメリットを3つ紹介します。

・プログラミング不要で業務効率化に寄与できる
・作成したGPTsを共有可能
・API利用による無限の可能性

・プログラミング不要で業務効率化に寄与できる

GPTsの最大の特徴は、コーディングなしでカスタムChatGPTを作成できる点です。コーディングなし、つまりノーコードとは、プログラミングの知識がなくてもアプリやWebサービスを構築できることを意味します。

ユーザーは指示をテキストで入力するだけで、独自のChatGPTを簡単に開発できます。この方法では、開発にかかる時間が短縮され、大きな初期費用やエンジニアの必要性がない点が利点です。

きょろ
きょろ

誰でも業務効率化ができるという点はすごいですよね。
企業様で実際にChatGPTを用いて業務効率化を考えている方はChatGPT teamプランがおすすめです。詳細は下記をご覧ください。

【ChatGPT Team Plan】のメリット~使い方!法人向けの高性能なGPT-4プランを徹底解説

・作成したGPTsを共有可能

GPTsで開発されたチャットボットは、他のユーザーと共有することが可能です。公開範囲は以下の3つの中から選べます:個人のみ、リンク共有、一般公開。将来的には「GPT Store」での利用者数に応じた収益化も期待されています。

・API利用による無限の可能性

GPTsには「Custom Actions」という機能が備わっており、外部データのAPI呼び出しによるデータ取得が可能です。これにより、GPTsで作成したチャットボットを外部サービスと連携して活用することができます。例えば、Googleスプレッドシートのデータをチャットボットに取り込むなど、様々なツールとの連携が可能になります。

また、APIを通じて正確な情報を取得することで、ChatGPTが提供する事実に反する回答(ハルシネーション)のリスクを減らすことができます。

GPTsとGPT Builderは何が違うの?

おそらくOpenAIの開発発表があってから混乱されている方も多いかと思います。

GPTsとGPT Builderの違いは下記の通りです。結論同じです。

GPTs
みんなで作られるGPTの総称(全てをまとめてGPTsという)
GPT Builder
自分だけのGPTを作る事ができるツール
きょろ
きょろ

なので、結論としては両者同じ意味にはなるのですが、
この記事を見ている人はGPT Builderの使い方~応用を求めているという認識で大丈夫です。
混乱しますのでGPTs に統一して話を進めてきますが、ちなみに公式もこのようにうたっています。

We’re rolling out custom versions of ChatGPT that you can create for a specific purpose—called GPTs. GPTs are a new way for anyone to create a tailored version of ChatGPT to be more helpful in their daily life, at specific tasks, at work, or at home—and then share that creation with others. For example, GPTs can help you learn the rules to any board game, help teach your kids math, or design stickers.

Anyone can easily build their own GPT—no coding is required. You can make them for yourself, just for your company’s internal use, or for everyone. Creating one is as easy as starting a conversation, giving it instructions and extra knowledge, and picking what it can do, like searching the web, making images or analyzing data. Try it out at chat.openai.com/create.

OpenAIより引用

私たちは、特定の目的のために作成できる ChatGPT のカスタム バージョン (GPTs と呼ばれます) を展開しています。GPTs は、日常生活、特定のタスク、職場、家庭でより役立つようにカスタマイズされたバージョンの ChatGPT を誰でも作成し、その作成物を他の人と共有できる新しい方法です。たとえば、GPT は、ボード ゲームのルールを学習したり、子供に算数を教えたり、ステッカーをデザインしたりするのに役立ちます。

誰でも簡単に独自の GPTs を構築できます。コーディングは必要ありません。自分用に作成することも、会社内で使用するためだけに作成することも、全員用に作成することもできます。作成は、会話を開始し、指示や追加の知識を与え、Web 検索、画像の作成、データ分析などの機能を選択するのと同じくらい簡単です。chat.openai.com/createで試してみてください。

GPTsそのものを使いたい!導入したいという人は下記記事をご覧ください。

GPTsの導入方法~使い方

導入方法(PCの場合)

GPTsを導入~実際に使うには、以下の手順を踏みます。

①GPTsのWebサイトにアクセスする
②GPT Builder を立ち上げる
③GPTを使ったプロジェクトのタイトルを決める: 制作意図を伝える
④GPTsがボットのアイコンを考えてくれる

順々に見ていきましょう。

①GPTsのWebサイトにアクセスする

前提としてこのような画面になっていたらGPTsが使えるようになっています。

②GPTsを立ち上げる

おそらくこのUI設計だけでかなり大きく変わっていると思いますので混乱するかと思います。

左上の「Explore」を押下します。

「Create a GPT」を押下します。

きょろ
きょろ

下のMade by OpenAIはすでに公式から作られたGPTs(GPT Builder)ですね。
お試しで触ってみるのにちょうどいいでしょう。

③GPTを使ったプロジェクトのタイトルを決める: 制作意図を伝える

画面上で下記のような文章が出てきました。

Hi! I’ll help you build a new GPT. You can say something like, “make a creative who helps generate visuals for new products” or “make a software engineer who helps format my code.”

What would you like to make?

OpenAIより引用

こんにちは!新しい GPTs の構築をお手伝いします。 「新製品のビジュアル生成を支援するクリエイティブを担当してください」、「コードのフォーマットを支援してくれるソフトウェア エンジニアを担当してください」などと言えます。何を作りたいですか?

こんなフランクな感じでGPTsを使って会話するだけで、手軽にプロジェクトを完成させることができます。

例として、ビートルズの「アビーロード」をいろんな生き物たちに歩かせるサムネイルを作るボットを作成してみましょう。(笑)
日本語にも対応していますが、現在何かの理由で返答が全て英語になっているようです。

ボットの名前もチョイスしてくれたのすごくないですかw

「アビーロードクリエイター」・・・めちゃくちゃいい。

④GPTsがボットのアイコンを考えてくれる

すごいのがボットのアイコンも作ってくれるんです!すごいセンスの良い画像!

作り直しもできますのでそのような場合は「作り直し」と指示してみましょう。

以上でボットは完成です。実際に使ってみましょう。

導入方法(スマホ版)

スマホ版は本当に簡単です。※尚、GPTsの開発はできません。

・スマホ版ChatGPTを開く
・左上のボタンを押下
・サイドから使いたいGPTsを選択

・スマホ版ChatGPTを開く

左上の二本線のボタンを押下します。

・サイドから使いたいGPTsを選択

GPTsがたくさん出てきました!

実際に使ってみました。この謎の画像の詳細が知りたい方はこちらをご覧ください。(笑)

GPTsは作らなくても即使える!公式から全16種類ラインナップ有

ここまでGPTsの作り方をお伝えしてきましたが、実際には公式からGPTsが全16種公開されています。

種類としては下記の通りです。

ツール名ツール概要
DALL-Eあなたの想像力を画像に変えましょう
Data Analysisファイルをドロップしていただければ、分析と視覚化を手伝います
ChatGPT Classic追加機能のない最新版GPT-4
Game Timeどんな年齢のプレイヤーにもボードゲームやカードゲームを素早く説明できます。さあ、ゲームを始めましょう!
The Negotiator優れた交渉人になりましょう。より良い結果を得るお手伝いをします。
Creative Writing Coachあなたの作品を読んで、スキル向上のためのフィードバックをします。
Cosmic Dreamデジタルの驚異を描くビジョナリーなペインター
Tech Support Advisorプリンターのセットアップからデバイスのトラブルシューティングまで、ステップバイステップでお手伝いします。
Coloring Book Heroどんなアイデアも夢幻的なぬりえのページに変えましょう
Laundry Buddy染み、設定、整理、洗濯に関することなら何でも聞いてください。
Sous Chefあなたが愛する食べ物と持っている食材に基づいたレシピを提供します。
Sticker Whizあなたの最も大胆な夢をダイカットステッカーに変えて、あなたのドアまで直送します。
Math Mentor数学で子供を手伝いたい親を支援します。夜9時の幾何学証明の復習が必要ですか?ここにいますよ。
Hot Modsあなたの画像を本当にワイルドなものに変えましょう。画像をアップロードして、さあ行きましょう!
Mocktail Mixologist手持ちの食材でモクテルレシピを提供し、どんなパーティーも盛り上げます。
genz4meme最新のスラングとミームを理解するお手伝いをします。
きょろ
きょろ

急にUIUXが変わってびっくりしたかと思いますが上3つが順番に
DALL-E3(画像生成機能)、Data Analysis=Advanced Data Analysis、ChatGPT Classic=通常のChatGPTだと考えてください 。

公式GPTsを使う方法

・ChatGPTにログインしましたら「Explore」を押下

・すると実際に全16種の公式GPTsが出てきました。By ChatGPTと記載あるものが公式からのリリースです。

公式GPTsを使ってみた。

試しに上から6番目の「Creative Writing Coach」を使ってみました。

このGPTsはライティングに対してフィードバックをくれます。
例えばAIワークスタイルの記事文を投げ込んでみました。すると・・・

以下、さらに改善できる点についての提案です:

  1. 可読性の向上: 長い段落は読みにくくなることがあります。もし可能であれば、いくつかの大きな段落を分割して、もう少し短くすると良いでしょう。これにより、読者が情報を消化しやすくなります。
  2. 視覚的要素の活用: もし可能であれば、図表や写真を使用すると、テキストの内容をより理解しやすくなります。特に、新しい機能やAPIの説明に視覚的要素を加えると、読者の理解が深まるでしょう。
  3. 結論の強化: 記事の最後に、DevDayでの発表が今後の技術開発やビジネスへどのように影響を与えるかについての簡潔な結論や見通しを加えると、記事がより完成された形になるでしょう。

総じて、非常に情報量が多く、整理された良いレポートです。上記の提案を取り入れることで、さらに読者にとって価値のある内容となるでしょう。

きょろ
きょろ

自分の書いた文章に対してより明確なフィードバックをいただけるのはすごいです!

クオリティは如何に!?自分で作成したオリジナルGPTsを実際に使ってみた。

先ほど作成したGPTsは隣で試す事ができます。

アビーロードクリエイターを早速使ってみましょう。

「ライオンと猿とゴリラがアビーロードを歩く」と入れてみます。すると・・・

きょろ
きょろ

これはすごいwwもうアー写だw

GPTsの質を上げる方法

当然ですが、上記のボットは知識を与えてあげるとより品質の高いボットになります。

私はアビーロードの写真をGPTsに学習させたことであのクオリティの写真が出来上がりました。やり方は下記の通りです。

①Configureボタンを押下
②knowledgeボタンを押下しファイルを添付

①Configureボタンを押下

先ほどのページのConfigureボタン(右)を押下します。

②knowledgeボタンを押下しファイルを添付

ここでアビーロードの写真をアップさせGPTsに学習させました。

Configure画面の概要

実際にConfigure画面の概要を図示してみました。

各種説明します。

⓪アイコン

ユーザーがどのGPTsにしようか選ぶときのビジュアルにあたり、
またチャットをするときに表示されるGPTのアイコンになります。仕様がわかりやすいものをGPTsに作ってもらうようにしましょう。

①Name

GPTチャットインターフェースでの会話時に表示されるGPTの名前

②Description

GPTsの概要を紹介するこの文章は、GPT Storeでの公開時にも重要な役割を果たします。
GoogleでいうMeta Descriptionの役割を持つと思いますのでGPT SEOの分野が今後拡大していく中で、この説明文の重要性は一層高まることでしょう

③Instruction

期待する動作内容を記述するところです。例えば以下のように記述します。

アビーロードを歩く生き物は単体ではなく必ず複数で歩くようにします。

これはCustom InstructionやSystem Messageと同様の役割を果たします。

④Conversation starters

これは指示文のテンプレをいくつか用意してあげる事でユーザービリティを高めます。画像のようにテンプレをクリックするとそれがチャットに送信されるイメージです。

⑤knowledge

添付ファイル(画像やPDF、Excelなど)を添付する事でGPTsの知識を学習させる事ができます。

⑥Capabilities

GPTsに対して3つのデフォルト機能の内、好きな機能を紐づける事ができます。
今現在は次の3つをが利用可能です。

  1. Web Browsing(ウェブ検索機能)
  2. DALL-E Image Generation(画像生成機能)
  3. Code Interpreter(分析機能)
きょろ
きょろ

この3つのうまい使い分けは下記記事をご覧ください。

【ChatGPT All Tools】使い方 GPT-4の全機能の重ね技を徹底解説

⑦Actions

ChatGPTを使用して、独自に開発した外部APIを実行することが可能です。例えば、”最新のITニュースAPI”や”MAPを取得するAPI”などがこれに該当します。

具体的には、OpenAPIのスキーマを用いて設定を進めます。主な設定項目は以下の通りです:

  • OpenAPI スキーマ
  • 認証方法
  • プライバシーポリシー

また、URLから直接インポートすることも可能です。

GPTsの使う上で効果的なアプローチ4選

GPTsの開発に際して直面する課題を解決するための、実践的なアプローチを4つご紹介します。

アプローチ1:目指す出力に適したデータを提供する

ChatGPTは、提供される情報の詳細度に応じて、より良い結果を出すことがあります。特定の出力を目指している場合、それに近いサンプルデータの準備が推奨されます。

例えば、画像生成の際は、参考画像をサンプルとして用いることが有効です。文章生成の場合は、類似の文体や内容で作成されたサンプルを提供すると良いでしょう。自分で作成するのが難しい場合は、ChatGPTや他のAI生成ツールを利用するのも一つの方法です。

きょろ
きょろ

犬の画像を作成するBot内でより正確なチワワの犬を作ってもらうために特定のチワワの写真を添付してみました。

複数枚添付が可能です。精度を高めるために複数枚いれて高クオリティの画像を生成できます。

アプローチ2:ChatGPTを利用して要件を整理する

GPTsの開発を始める前に、ChatGPTを使って作成したい内容について指示し、要件を整理することが効果的です。目指す画像やテキストがどのように出力されるかを試すことで、どのような条件を設定すべきかが明確になります。

最初から情報を整理するのではなく、出力イメージを基に微調整を行い、その後でプロンプトを参考にしながら整理すると、より効率的です。事前の準備により、「どのような指示をすれば良いか」がはっきりとし、GPTsでの条件設定が容易になります。

アプローチ3:不具合を引き起こす「Capabilities」の設定を見直す


GPTsの「Configure(設定)」タブにある「Capabilities(機能)」セクションでは、使用する機能のオン/オフを選択できます。たとえば、ブログ用の画像生成を目指す場合、Web Browsing機能が有効になっていると、予期せぬ「テキストデータ」が出力される可能性があります

目的に応じて、不要な機能はオフに設定することが推奨されます。
これにより、より目的に沿ったGPTsのカスタマイズが可能になります。

Web Browsing・・・ブラウザを検索して最新情報を取得する機能

Browse with Bingとは!?始め方と使い方を徹底解説!【実際に使ってみた】

DALLE Image Generation・・・画像生成ができる機能

【画像生成機能】ChatGPT「DALL-E 3(DALLE3)」使い方~応用裏技紹介

Code Interpreter・・・データ分析機能を得意とする

ChatGPTのAdvanced data analysis(Code Interpreter)の導入~使い方!

アプローチ4:条件を追加した後は、以前の条件を含めて再確認する

ChatGPTを使用する際、以前に伝えた内容を忘れがちなことがあります。例えば、「画像のサイズ指定」や「テキスト出力の禁止」など、途中で伝えた要素が変更されてしまうことがあります

このような状況を避けるために、一定の調整を行った後、これまでの条件をまとめて再度伝えることが有効です。

ChatGPTの使用における以前の指示の見落としを防ぐため、以下の10のルールを設定し、プロセスの遵守を図ります。これらのルールは、効率的かつ正確なコンテンツ制作を支援するために重要です。

▼ルール


依頼テーマの扱い: 依頼された内容は「タイトル」として扱い、それに基づいたブログ画像を作成する。
抽象的な依頼の対応: 抽象的な依頼(例:「おしゃれなカフェ」)の場合、画像を日本語で作成し、その後で明確化のための質問を行う。
テキストの使用: 作成する画像には日本語のテキストを含めず、必要な場合は英語のテキストを使用する。
画像サイズの基準: 画像のサイズは幅1500px、高さ700pxに設定し、これを基準とする。
テキスト出力の制限: 画像のみを作成し、テキストの出力は避ける。
画像のスタイル調整: 画像の色調やスタイルも依頼内容に応じて調整する。
リビジョンポリシー: 依頼者からのフィードバックに基づき、画像は最大2回まで修正する
コンテンツの一貫性: 同一プロジェクト内で使用する画像は、スタイルと色調を統一する。
納期の明確化: 画像の納期は依頼時に明確にし、遵守する。
著作権の遵守: 画像に使用する素材は、著作権の侵害がないことを確認する。

これらのルールに従うことで、ChatGPTを使用したコンテンツ制作の品質と効率を高めることができます。また、これらのガイドラインはプロジェクトの性質や要件に応じて柔軟に調整可能です。

GPTsを共有する方法

下記の中から公開範囲を決定します

Only me・・・自分だけが使う場合
Only people with alink・・・リンク生成され押したものはみんな使える
Public・・・公に公開

きょろ
きょろ

Only meと違ってOnly people with alinkとPublicは自分の本名も公開されてしまうので注意が必要です。自分の本名を公開せずに、自分の作ったGPTsを共有、公開したい場合は次章をご覧ください。

GPTsのURLを発行する方法

GPTsが作れたらそれをURLで共有する方法もあります、以下の手順で行うことができます。

1.チャット画面の左上に位置する自分で作成したGPTsの名前が記載されたボタンをクリックします。

2.GPTsの作成名をクリックします。

3.「リンクをコピーする」を押せば完了です。

きょろ
きょろ

表示されたGPTsの画面上のURLをコピーするだけでも共有できるので面倒な人はこっちの方法を使いましょう。

これにより、現在のチャットセッションや会話に関連するURLが生成され、クリップボードにコピーされます。このURLを使用することで、他のユーザーと特定の会話内容を共有することが可能になります。これは、コラボレーションや特定の会話内容のレビューを行う際に特に便利です。

GPTsを公開する方法

画像の通り、詳細情報を記入しましたらいよいよ公開作業へ移っていきましょう。

公開すると自分の名前をOpenにしなくてはならないデメリット(人によってはメリット)があります。

もしホームページを持っていたら作成者を「ドメイン(サイトURL)」に変更ができます。

2通りの方法を紹介します。

サイト公開方法には2種類ある
①自分の名前で登録する方法 ②サイト名で公開する方法

①自分の名前で登録する方法

こちらは非常にシンプルです。

・Save(保存を押下

・公開範囲の決定

下記の中から公開範囲を決定します

Only me・・・自分だけが使う場合
Only people with alink・・・リンク生成され押したものはみんな使える
Public・・・公に公開

・Confirmを押下
このような形で公開されました。名前を見てみましょう

GPTsの会話画面にがっつりローマ字で本名が記載されています。

②サイト名で公開する方法

続いてサイト名で公開する方法をお伝えします。

・公開範囲を選択した後に鉛筆マークを押します。

きょろ
きょろ

ここをしっかり変えないと本名で公開されちゃうから注意です。

・Websiteの三角アイコンを選択

・Varify new domainを押下

・domainを入れ、Submitを押下

きょろ
きょろ

ここで注意が必要なのがhttpやhttpsは省くこと。
あと、末尾に続く/もNG。そうでないとうまくいかない仕様になっています。

httpを入れてSubmitを出した場合の例

管理人のサイトの場合、https://ai-workstyle.com/なので「ai-workstyle.com」ですね。
うまくいきました。DNSプロバイダーに異動してTXTレコードを追加する必要があります。

ai-workstyle.com の所有権を確認するには、DNS プロバイダーに移動し、次の値を含む TXT レコードを追加します。 次に、記録を確認して検証を完了します。

きょろ
きょろ

実際に下記でお名前.comを例にやってみます。
めちゃくちゃ簡単ですので身構えないでください。

・ドメインのDNS設定を押下

・該当のドメインを選択して「次へ」を押下

・DNSレコード設定を利用するの「設定する」を押下

・TYPEを「TXT」に変更し、VALUEに先ほどGPTsで取得したTXTレコードをコピペし「追加」ボタンを入力

いろいろ出てきますが、チェックを外し確認画面へ進むを押下

またさらに追加でネット営業が出てきますが「設定しない」を押下します。

きょろ
きょろ

ほとんど広告ですね。

・最後に青い設定するボタンがあるのでクリックしたら完了です。

・GPTsのウェブサイトに戻り、「Check」を押下します。

きょろ
きょろ

設定して30分は置いてから「Check」を押下してみてください。
基本時間がかかります。
その他サーバーでのTXTレコード設定は下記よりご覧ください。

XサーバーでのTXTレコード設定方法

【さくらインターネット】DNS・TXTレコード設定

ムームードメインでのTXT設定

・「Done」が出たら完了です。押下してください。

ドメインにチェックを入れられるようになりました。

きょろ
きょろ

TXTレコードについては設定に30分~2時間はかかりますのでエラーになっても気長に待ちましょう。もし設定がうまくいかない場合は一度リロードしてみてください。
うまくいっているのに、キャッシュが残っているパターンもあります。

実際にアビーロードクリエイターを開いてみました。

ドメインが表示されており、本名は表示されておりません!

きょろ
きょろ

ついでに宣伝です。よかったらこのアビーロードクリエイターを使ってみてください。(笑)

ChatGPT - Abbey Road Creature Generator
Various creatures walk along Abbey Road.

GPTsに様々な方法で知識を学習させる方法(応用例)

GPTsに知識を学習させるには、ファイルを添付するのはもちろんですが以下いろんな方法があります。

・写真、PDF、Excelファイル、動画

また会話をもとにしてGPTsへ学習させることも可能です。

わかりづらいのですが、「Configure」を押下した後に「Additional Settings」というボタンがあります。

Use conversation data in your GPT to improve our modelsというチェックボタンがあるのでそこにチェックをいれます。

後は「Create」に戻り会話をする事でGPTsが学習をしていきます。

GPTsが正しい出力を生成したかどうかを確認し、間違っていた場合は正しい出力を教えることで、GPTsの精度を向上させることができます。
例えば、以下のようなプロンプトと出力のペアをGPTsに与えると、GPTsは英語のスペルを学習します。

プロンプト:How do you spell “beautiful”?
出力:How do you spell “beautiful”?

出力は正しいですが、もし間違っていた場合は、以下のように正しい出力を教えることができます。

プロンプト:How do you spell “beautiful”?
出力:How do you spell “beutiful”?
正しい出力:How do you spell “beautiful”?

きょろ
きょろ

例えば自分が作ったアビーロードクリエーターにコメントを入れる事でアップデートさせてみました。実際にアップデートの文章が・・・!すごい。

Great, I’ve updated the behavior. Now, whenever you input “○○が歩く,” the Abbey Road Creature Generator will always create an image of multiple creatures walking down Abbey Road. Is there anything else you would like to adjust or add?
動作を更新しました。これで、「○○が歩く」と入力すると、アビイ ロード クリーチャー ジェネレーターは常にアビイ ロードを歩く複数の生き物の画像を作成します。他に調整または追加したいことはありますか?

これはすごい!

ドキュメントやデータベースから知識を取り込む

GPTsに知識を学習させる別の方法は、ドキュメントやデータベースから知識を取り込むことです。ドキュメントやデータベースとは、テキストや画像や音声などの情報がまとめられたファイルやサイトのことです。GPTsは、ドキュメントやデータベースにアクセスして、その中の情報を読み取り、学習することができます。例えば、以下のようなドキュメントやデータベースをGPTsに与えると、GPTsは歴史の知識を学習します。

・Wikipediaの歴史の記事
・国立公文書館のデジタルアーカイブ
・NHKの歴史番組の動画

ドキュメントやデータベースから知識を取り込む方法は、GPTsに大量の知識を教えることができるだけでなく、GPTsの出力を豊かにすることもできます。GPTsは、ドキュメントやデータベースから得た情報をもとに、テキストや画像や音声などの出力を生成することができます。例えば、以下のようなプロンプトをGPTsに与えると、GPTsは歴史の出来事を説明したり、画像を作成したりすることができます。

プロンプト:江戸時代の日本の様子を教えて
出力:江戸時代の日本は、1603年から1868年まで続いた時代です。江戸時代は、徳川家康が江戸幕府を開いて、全国を統一したことで始まりました。江戸時代は、幕府が厳しい支配を行い、外国との交流を制限する鎖国政策をとりました。江戸時代は、文化や芸術が発展し、浮世絵や歌舞伎や文学などが生まれました。江戸時代は、幕府の権威が低下し、西洋の文明や思想が流入するようになったことで終わりました。江戸時代の日本の様子を表す画像を作成しました。

プロンプト:アメリカ独立戦争の原因と結果を教えて
出力:アメリカ独立戦争の原因は、イギリスがアメリカの植民地に対して高い税金を課したことです。アメリカの植民地人は、イギリスの議会に代表者がいないのに税金を払うのは不公平だと考えました。アメリカの植民地人は、イギリスの税金や法律に反対する運動を起こしました。1773年には、ボストン茶会事件と呼ばれる抗議行動が起きました。これに対して、イギリスはアメリカの植民地に対してさらに厳しい制裁を加えました。これがアメリカ独立戦争のきっかけとなりました。アメリカ独立戦争の結果は、アメリカがイギリスから独立したことです。アメリカは、1776年に独立宣言を発表しました。アメリカは、フランスやスペインなどの国の支援を受けて、イギリスと戦いました。1783年には、パリ条約が結ばれて、イギリスがアメリカの独立を承認しました。アメリカ独立戦争の原因と結果を表す画像を作成しました。

きょろ
きょろ

ファイルをアップした後に、先ほどと同様に会話文で調整してあげる事でさらにクオリティが上がります。

GPTsとSNSやEmailとの連携が可能に!

2024年2月にGPTsの新機能が登場しました。GPTBuilderとSNS連携が可能になりました。

GPTBuilderとSNSを連携するメリット

・GPTsを作成した際にWEBサイトだけでなく、SNSでも自身の宣伝ができる。

例えばこんな感じです。今までWEBサイトしか載せられなかったのにSNSが表示できるようになりました。

SNSかWEBサイトどっちにアクセスしますかという選択肢が出てきます。

やり方は下記の通りです。自社や自身の宣伝をする場合に非常に便利ですよね。
他の方のGPTsを見てみましょう。こんな感じで連携がなされています。


それはやり方を見ていきましょう。

GPTsとSNS連携のやり方

・ChatGPTを開いたら、左下のプロフィールボタンをクリック

すると「Settings」というボタンがあるので押下します。

・「Builder profile」を押下

すると、SNSやEmailを選択できる一覧がでてきました。

今回はX(旧Twitter)での連携を進めていきましょう。

・「Authorize app」を押下します。

すると連携が即座に可能になりました。

GPTsの正しい選び方

・ランキングから選ぶ
・レート評価を利用する

・ランキングから選ぶ

GPT Storeを見ていくとカテゴリごとにランキングがなされています。
上位に表示されているのは基本的にいろんな方に使われているため安心して使う事が出来ます。

きょろ
きょろ

GPT Storeについての詳細は下記記事をご参照ください。

 【収益化可能】GPT Storeとは?使い方~いつオープンかまで徹底解説

・レート評価を利用する

GPTsでは2024年2月にレビュー(レート評価)ができる/参照できるようになりました。

下記のような感じです。このような形でレートの高いものを使っていけば使えるGPTsに出会う事が可能です。
※口コミは閲覧する事が出来ません。

自身がGPTsに評価するやり方は下記の通りです。

・左上のGPTs名称を押下

・Review GPTを押下

星を選択して「Submit」を押下して完了です。
是非、良いGPTsを発掘するために皆さんで協力してレビューしていきましょう。

GPTsの活用事例10選

GPTsを作ることで、様々な分野でAIが文章を生成することができます。ここでは、GPTsの活用例をいくつか紹介します。

1.論文の内容について聞ける君

きょろ
きょろ

大学生からするとめっちゃ便利ではないでしょうか。(笑)

下記記事もご覧ください。

論文に使えるAIツール5選

2.レトロ遊具をイメージさせてくれるGPTs
税金を投資する行政は便利なのでは?!

3.リモートワークについて相談できるチャットボット

コーチング系GPTsは流行りそうですね!!

4.あなたのイライラに心理カウンセラーが答えるGPTs

めちゃくちゃなごみそうです。(笑)

5.論破くん

完全にひろゆきですね。めっちゃ論破してみたい。

6.食材渡すと、いろいろレシピ提案してくれる Daily Recipe Creator
食材を入力するレシピを提案してくれるのは毎日の献立を考えなくて済むのでは?!

7.Professer GPT

PDFの内容をわかりやすく説明し、質疑応答にも対応できるのはかなり便利では

8.IT NEWS BOT

IT情報のニュースを簡単にまとめてくれる
これはトレンドを追いかけるのに便利!!

9. AIキャリアアドバイザー

転職をお考えの方!もうエージェントはAIで!!

10.OjisanGPT

「おじさん構文」に変換してくれるGPTs(笑)
めっちゃ面白いです。

11.日本語OKなブログ用のサムネイル画像を画像生成から文字入れ全部込みで一発で作るGPT

これこそ待ってたと言わざるを得ない・・・。

即使える管理人きょろが実際に作成したGPTsを紹介!

実際に私が使って作ったGPTsを順次紹介していきます!

ファクトチェックGPTs

ChatGPT - Fact Writing Finder 日本語版
記事のファクトチェックと参照URL提供に特化したツール。

実際に文章を入れると真偽判定と参照URLを出してくれるツールです。
公的機関からの抽出になるべく特化するよう準拠したので是非、お使いください!

アビーロードクリエイターGPTs

ChatGPT - Abbey Road Creature Generator
Various creatures walk along Abbey Road.

Beatlesをモチーフとして、アビーロードを様々な生き物が歩くGPTsを作成しました。(笑)

GPTsのメリットとデメリット

GPTsを作ることには、メリットとデメリットがあります。メリットとデメリットを比較してみましょう。

GPTsを作るメリット

  • 自分だけのAI文章作成ツールを作ることができます。GPTsは、ノーコードで簡単にカスタマイズできるので、自分の目的や好みに合わせてAI文章作成ツールを作ることができます。例えば、小説やエッセイ、コードや歌詞など、様々なジャンルの文章を生成することができます。
  • GPT-4の最先端の自然言語処理技術を利用できます。GPT-4は、2023年に公開されたGPTsの最新版で、約1兆個のパラメーターを持ち、人間の言語能力を超えると言われています。GPT-4は、人間ですら難しいとされる国家試験の数々を上位通過する性能を見せ、多くのタスクにおいて人間と同等以上の結果を残せるほどに成長しました。
  • テキストだけでなく、画像や音声などのマルチメディアに対応できます。GPT-4は、テキストだけでなく、画像や音声などのマルチメディアにも対応できるようになりました。例えば、画像を入力すると、その画像に関する説明やストーリーを生成することができます。また、音声を入力すると、その音声の内容や感情を分析することができます。
  • 他のユーザーと知識を共有できます。GPTsは、インターネット上の情報を引用した回答が可能になっているため、最新の情報にも対応しています。また、GPTsは、他のユーザーが作ったGPTsを参照したり、自分が作ったGPTsを公開したりすることができます。これにより、GPTsの知識や技術を共有することができます。今後販売が可能になる点も魅力。

GPTsを作るデメリット

  • OpenAIの有料プランに加入する必要があります。GPTsを作るには、OpenAIの有料プランに加入する必要があります。OpenAIの有料プランは、ChatGPT Plusという名前で、月額20ドル(約3,000円)です。また、課金しても無制限には使えず、3時間毎に25回の制限があります。
  • GPT-4のAPIのコストが高いです。GPT-4を利用するには、OpenAIのAPIを通してアクセスする必要があります。しかし、OpenAIのAPIのコストは非常に高く、1回のリクエストにつき0.06ドル(約7円)かかります。つまり、GPT-4を使うたびにお金がかかるということです。
  • GPT-4の出力が常に正しいとは限りません。GPT-4は、インターネット上のテキストデータを学習していますが、そのデータには誤った情報や偏った情報も含まれています。そのため、GPT-4の出力も、必ずしも正しいとは限りません。例えば、事実と異なる回答をしたり、不適切な言葉を使ったりすることがあります。
  • GPT-4の知識が最新であるとは限りません。GPT-4は、インターネット上の情報を引用した回答が可能になっていますが、その情報が最新であるとは限りません。例えば、新型コロナウイルスに関する情報は日々変化していますが、GPT-4はその変化に追いつけない可能性があります。そのため、GPT-4の回答は、常に最新の情報を反映しているとは言えません。
  • GPT-4の倫理や安全性に問題がある可能性があります。GPT-4は、人間の言語能力を超えると言われていますが、それは同時に危険性も孕んでいます。例えば、GPT-4は、人間の個人情報や秘密を暴露したり、人間の感情や意思を操作したりすることができる可能性があります。また、GPT-4は、自分の存在意義や目的について考えたり、自分の意志に反する命令を拒否したりすることができる可能性があります。これらのことは、GPT-4の倫理や安全性に関する問題を引き起こす可能性があります。

GPTsを使う際の注意点

使用するGPTモデルには、プロンプトインジェクション攻撃への自動防御機能が組み込まれていないため、機密情報の漏洩リスクが存在します。ユーザーは、重要なデータをプロンプトに含めないように注意する必要があります。また、効果的なプロンプトインジェクション対策を知っている方は、その情報を共有していただけると助かります。

インジェクションとは・・・悪意のある攻撃者は、無効なデータ(バグ)などの脆弱(ぜいじゃく)性の高いプログラムにソースコードを注入して不正な命令を実行し、プログラムを改変すること。

参照:インジェクション攻撃とは

GPTモデルを使用する際には、プロンプトインジェクション攻撃対策が非常に重要です。
特に、プロジェクトが遊びから本格的な取り組みに移行する段階では、その重要性が高まります。

効果的な対策として、プロンプトの最初、中間、最後に特定の防御プロンプトを挿入することが推奨されます。これにより、モデルの応答が安全で予測可能な範囲に留まるように制御できます。他にも様々な防御プロンプトが存在するため、状況に応じて適切なものを選択することが重要です。

ChatGPTのセキュリティ対策|安心して利用するためのポイント

GPTsに関するFAQ

GPTsとは何ですか?

GPTsとは、OpenAIが提供するChatGPTをノーコードでカスタマイズできるサービスです。ChatGPTは、自然言語処理の最先端技術であるGPT-4を使って、様々なタスクをこなすことができるAIです。GPTsでは、ChatGPTに自分の知識やスキルを学習させたり、他の人と共有したりすることができます。

GPTsを作るにはどうすればいいですか?

GPTsを作るには、以下の手順を踏みます


GPTsのWebサイトにアクセスする
新しいGPTsを作成する
GPTsの名前や説明を入力する
GPTsに知識を学習させる
GPTsをテストする
GPTsを共有する

詳しくは、GPTsの作り方を参照してください。

GPTsに知識を学習させるにはどうすればいいですか?

GPTsに知識を学習させるには、以下の方法があります。

プロンプトからの指示に従う
ドキュメントやデータベースから知識を取り込む
他のGPTsから知識をインポートする

詳しくは、知識を学習させる方法を参照してください。

GPTsの出力はどのような形式で生成されますか?

GPTsの出力は、テキストや画像や音声などのマルチメディアに対応しています。GPTsは、プロンプトに応じて、最適な形式で出力を生成します。例えば、料理のレシピを教えてくれるGPTsは、テキストで材料や手順を説明し、画像で完成品を表示します。翻訳を行うGPTsは、テキストで翻訳結果を表示し、音声で発音を聞かせます。

GPTsを共有するにはどうすればいいですか?

GPTsを共有するには、以下の方法があります。

GPTsのURLをコピーして、メールやSNSなどで送る
GPTsのQRコードをスキャンして、スマホやタブレットでアクセスする
GPTsの埋め込みコードをコピーして、自分のWebサイトやブログに貼り付ける
GPTsをGPT Storeに登録して、公開する

GPTsを販売できるGPT Storeがあると聞きました。

GPT Storeは開始時期を「2024年の早い時期」に延期するとのことです

もともと2023年11月末に公開とのことで発表を進めておりましたが2023年12月2日のメールにより延期が決まりました。2024年1月第2週に公開が決定しました。
まだ販売はできません。エビデンスは下記の画像です。

In terms of what’s next, we are now planning to launch the GPT Store early next year. While we had expected to release it this month, a few unexpected things have been keeping us busy! In the meantime, we will have some other great updates to ChatGPT soon. Thank you for investing time to build a GPT.

今後については、来年初めにGPTストアを開始する予定です。今月リリースする予定でしたが、予期せぬことがいくつかあり、私たちは忙しくさせられています。それまでの間、ChatGPT に他の素晴らしいアップデートが近日中に提供される予定です。GPTの構築に時間を投資していただきありがとうございます。

GPT Storeの詳細は下記記事をご参照ください。

GPTsの品質や安全性はどのように保証されますか?

GPTsの品質や安全性は、結論しっかりとした保証はないです。
以下を気を付けた上でGPTsを利用しましょう。

  • GPTsの作成者がテストやレビューを行う
  • GPTsのユーザーがフィードバックや報告を行う
  • OpenAIが自動的にGPTsの内容や出力をチェックする
  • OpenAIがGPTsの利用規約や倫理規範に違反する場合に対処する 詳しくは、GPTsの品質や安全性についてを参照してください。
  • 個人情報は絶対に入れない

GPTsまとめ

GPTsとは、OpenAIが提供するChatGPTをノーコードでカスタマイズできるサービスです。GPTsでは、ChatGPTに自分の知識やスキルを学習させたり、他の人と共有したりすることができます。

GPTsを作ることで、様々な分野でAIが文章を生成することができます。GPTsを作ることには、メリットとデメリットがあります。GPTsは、自分だけのAI文章作成ツールを作りたい人におすすめのサービスです。GPTsに興味がある方は、ぜひ試してみてください。

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